DX・AI対応人材を育成、愛知に県立高専新設へ 29年開校めざす
愛知県は4日、県立の高等専門学校(高専)を新設すると発表した。名古屋市千種区にある県立愛知総合工科高校の敷地内に併設する。2029年4月の開校を目指し、文部科学省の認可を得るための手続きや準備を進めるとしている。
文科省によると、高専は5年間(商船学科は5年6カ月間)の一貫教育で、実験や実習を重視したカリキュラムにより体系的な専門知識を習得させ、創造性をもった技術者の養成を目指す高等教育機関。全国で国公私立合わせて58校あり、24年度は約5万3千人(本科)の学生が学んでいる。県内には、豊田市に国立の豊田工業高専があるが、公立はない。
県によると、新しい高専の定員は、1学年1学級で40人、5学年で計200人を予定。学科・コース名は今後検討するが、1学科に複数コースを設ける考えだ。教室や実習に必要となる施設は、愛知総合工科高校の既存施設を使用し、校舎などの建設は最小限にするとしている。愛知県公立大学法人が設置・運営主体となる。
文科省の認可が得られれば、早くて29年4月の開校となる見込み。
開設の背景には、生産年齢人口の減少による働き手不足があるという。デジタル化(DX)や人工知能(AI)の進展による産業構造の変化に対応し、成長分野で即戦力となる人材の育成を図ることを掲げている。
大村秀章知事は会見で、「子どもたちの選択肢を増やし、高度なものづくり人材を輩出したい。分野は自動車や航空、ITなどになるが、今後ニーズを聞きながら準備を進めたい」と話した。
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