瀬戸の名窯「作助窯」、長男が六代加藤作助を襲名 名古屋で記念展

滝沢隆史
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 江戸時代から続く名窯(めいよう)「作助窯」(愛知県瀬戸市)で、亡くなった五代加藤作助の長男の加藤圭史さんが六代作助を襲名した。名古屋市千種区の古川美術館分館為三郎記念館で、襲名記念展が開かれている。

 作助窯は1800年代の初頭から作陶を始め、織部や黄瀬戸を得意としてきた。2022年に五代作助で父親の伸也さんが亡くなり、圭史さんが当主を受け継ぎ、今年の元日付で襲名した。

 圭史さんは愛知県立芸大大学院で彫刻を学び、卒業後に作陶生活に入った。陶壁画のデザインや構成力に強みを持ち、襲名記念展では伝統的な織部の皿や黄瀬戸の鉢とともに、和室全体に複数の陶板を配置して「枯山水」を表現したインスタレーションがひときわ目を引いている。

 圭史さんは「自分自身のやってきた伝統的な仕事について、世界の中での位置づけが自分なりに見えてきた。世界の中での日本の工芸の特異性が意識できるようになり、襲名の決意を固めた」と話した。

 襲名記念展には初代から五代まで歴代の作助の作品も1点ずつ並び、見比べることができる。2月15日まで(月曜休館)。入館料は為三郎記念館の単館券600円(中学生以下無料)など。

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