新名神6人死亡事故 検察側「TikTokの動画見ていた」元運転手の初公判 遺族「6人の命奪った『殺人』」
今年3月、三重県の新名神高速道路で起きた子ども3人を含む6人が死亡する多重事故で、10日、元運転手の女の初公判が開かれました。検察側は、女が事故当時、「TikTokの料理動画を見ていた」と指摘しました。
◇
事故で亡くなった家族、松本幸司さん(45)、妻の恵梨子さん(42)、長女の莉桜さん(11)、長男の壮眞さん(8)、二女の彩那さん(5)は家族旅行で車を走らせていた道中のことでした。
3月の3連休初日に、新名神高速道路で多重事故が起きました。トンネルの出口付近で渋滞していた車の列に、大型トラックが追突し、車は炎上しました。
松本さん一家の他、別の車を運転していた高峰啓三さんも亡くなっています。地元に帰省する最中でした。
大型トラックを運転していたのは、水谷水都代被告(54)です。
水谷被告
「スマートフォンを見ていた」
いわゆる“ながらスマホ”によって事故が起きたとして、過失運転致死の罪に問われています。
記者
「新名神事故で亡くなった6人の遺族が傍聴のため、裁判所へ入ります」
遺族が見つめる中、法廷に姿を見せた水谷被告は、薄い茶色い服にマスク姿で、遺族が座る傍聴席に、一礼しました。
裁判官
「名前は?」
水谷被告
「水谷水都代です」
裁判官
「起訴状に間違いはありますか」
水谷被告
「ありません」
ほとんど聞き取れないようなか細い声で、起訴内容を認めました。
検察側
「水谷被告は“ながらスマホ”が危険なのは知っていた」
事故の原因とみられる“ながら運転”について、検察側は、事故当時の具体的な状況を指摘しました。
検察側
「スマートフォンをスマホホルダーに設置した状態で、TikTokで料理動画を見ていた。その動画をスクリーンショットした」
検察側は、水谷被告は運転の際、運転席のダッシュボードにスマホを設置し、TikTokの動画を流しながら運転していたと指摘しました。事故当時は、料理動画を流しながら運転していたといいます。