第9回吹奏楽やりたい、でも学校の楽器使えない 部活に比べ増える金銭負担

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河原田慎一 魚住ゆかり 石川瀬里
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 昨年11月、名古屋市中川区のビルにある吹奏楽の練習場。合奏にやってきた中学2年の後藤琉惺さんが、楽器ケースから銀色に輝くユーフォニアムを取りだした。

 「レンタルでも、初めて自分でもつ楽器。愛着がわきます」

 後藤さんが参加するのは、地域バンド「中川ジュニアウインドアンサンブル」。地元の矢木楽器店が立ち上げた。日曜の午前、楽器店が入るビルにある練習場に、小中学生20人ほどが集まる。

 少子化や教員の働き方改革を背景に始まった公立中学校の部活動の地域移行(地域展開)によって、学校の吹奏楽部の活動を、地域バンドに移行する動きが全国で始まっている。

 国は、2026年度から6年間を「改革実行期間」とし、平日の改革を視野に、休日の地域移行を実現するよう求めている。

 吹奏楽部のスムーズな地域移行ができるかどうかの一つのポイントが、「学校の楽器を地域バンドが使えるかどうか」だ。

 千葉県柏市は24年、週末の吹奏楽部の活動を「学校単位」の地域バンドに移行した。練習場所は学校をそのまま使い、参加メンバーも部員とほぼ変わらない。一部の地域バンドでは外部指導者を招くが、ほとんどで部顧問が兼業で指導する。

 このため、地域バンドとして…

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この記事を書いた人
河原田慎一
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
公共交通、イタリア文化、音楽
魚住ゆかり
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
音楽(主に吹奏楽・合唱)、歴史、文化、いきもの
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    内田良
    名古屋大学大学院教授=教育社会学
    解説

    2017年に三重県のある公立中学校でおこなわれた部活動の費用に関する保護者調査*では、「入部時の初期費用(道具やユニフォーム・衣装やチームジャージなど)の合計金額はいくらですか」という質問により、部活動に加入時の初期費用が調べられています。

    2026年3月30日 16:41

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