広がる「カスハラ対策」小田急電鉄で駅員がカメラ装着 「名前覚えたからな!」従業員守るため…増えるビジネスネーム導入【#みんなのギモン】
そこで今回の#みんなのギモンでは「カスタマーハラスメント対策でカメラ装着?」をテーマに、日本テレビ・加納美也子解説委員がお伝えします。
導入に至った経緯などを詳しく見ていきます。
小型カメラは胸元につけて、使用中は必ず「録画中」だとわかるようにして運用するということです。小田急線の全ての駅、70の駅に導入されます。1駅に1台~3台導入され、必要なときにカメラをつけて対応にあたるということです。
どういったときに使用するのか見ていきます。
●異常時
カスハラや駅構内での客同士のトラブル、犯罪行為など、駅係員が異常時に対応する際、状況を記録し、必要あれば警察に証拠として提出することもあるといいます。録画中と明示して使うとお伝えしましたが、これにより、トラブルの抑止にもつなげたいとしています。
●平常時
駅構内の巡回時にカメラをつけるそうで、不審物などの発見時に記録して関係各所へ正確に共有することが期待されています。
導入した背景を聞くと、暴力・暴言を含むカスハラが増加傾向にあり、駅係員の安全が脅かされる上に、業務への支障もあることからカメラ装着を導入したそうです。
さらに、カメラには駅係員の音声も記録されるため、対応が悪かった場合、客を守ることにもつながるとしています。
カスハラの実態を研究する東洋大学の桐生正幸教授によりますと、鉄道業界は厳しいカスハラが多いそうで、1つは酔った客も多く利用すること。もう1つは、正確に運行するという前提で利用しているため、ちょっとしたことでイラッとしてしまう客が多いからだそうで、カメラの導入は非常に有効だと話していました。
国土交通省によりますと、全国の鉄道会社で2024年度に起きたカスハラは1513件でした。
内容は、次のようなものがあったということです。
車内検札時に持っている特急券と別の座席に座っていた客に対し座席の移動、変更を提案しようとしたら「死ね!二度と利用しない!」と暴言を吐かれた。
最終列車で終点の駅まで来てしまった客から、「どうすればいいのかタクシー代金を調べろ」と強い口調で要求された上、調べている間も「まだか」「遅い」「使えんヤツやのー」とプレッシャーをかけられ続けたというものもあったそうです。