とうとう来てしましたか…ってかんじで。
公正取引委員会によるKADOKAWAへの勧告ニュース
クリエイター界隈でも大きな激震が走っていますが
これは決して一社の問題ではなく…
漫画業界全体が今まさに直面している「構造の転換期」のサインだと思います。
正直なところ、現在の多くの大手出版社でも、
単行本や電子書籍が出る直前まで「書面契約」を交わさない
編集部からの依頼であるにもかかわらず「ネームは掲載(連載)が決まるまで報酬が出ない」 という商習慣が、まだ当たり前のように残っているのが実態です…
しかし、2024年に施行された「フリーランス新法」や下請法の観点から見れば
自発的な「持ち込み」の段階を超え、編集部側から具体的な修正指示(リテイク)が出た時点で
それは実質的な「業務の依頼(発注)」に変質しています。
つまり、成果物がボツになったからといって報酬が支払われない実態は、いつ公取委のメスが入ってもおかしくないグレー(あるいはアウト)な領域かなと。
興味深いことに、最近のコミカライズ専門の編集部
新規参入の電子媒体、あるいは新興の小規模出版社のほうが、連載前の契約締結やネーム料の保証など、コンプライアンスが非常にしっかりしている所が多く
古い慣習に縛られない新しい組織のほうが
クリエイターを守る意識がアップデートされている印象です。
(最近の新興出版社は裏にメディア会社が絡んでいるケースが多いのもあるおかげかもしれませんが…笑
海外進出をし
日本の漫画が世界中で愛され、大きな市場へと成長している今だからこそ
裏側で支える漫画家さんの「善意」や「やりがい」に甘える構造は変わるべきタイミングに来ているかなと感じます。
これは、私がいる業界を批判したいわけでなく…
むしろ、世界に誇るこの素晴らしい文化がさらに発展し、次世代の才能が誰もが安心して筆を執り、持続可能に創作を続けられる業界へアップデートされることを一人のクリエイターとして切に願っております。
#フリーランス新法 #公正取引委員会 #漫画家