「殺したろかといわれてる」元従業員が大東さんの発言振り返る 王将社長射殺公判

生前に王将の店舗で、自らギョーザを焼き上げる大東隆行さん=平成21年9月、京都市中京区

平成25年12月に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、田中幸雄被告(59)の第8回公判が11日、京都地裁(西川篤志裁判長)で開かれ、同社の元従業員が事件前、大東さんから何者かに殺害を予告されたことを打ち明けられた経緯などを証言した。

法廷外からビデオリンク方式で参加した元従業員は検察側の証人尋問で、大東さんが事件の約4カ月前、同社の会議で従業員らに対し、脈絡もなく「怖ないぞ。矢でも鉄砲でも持ってこい」と発言したと証言。「社長らしくない、おかしなことをいうなと思った」と振り返った。

会議後、大東さんに発言の真意を尋ねると「電話で『お前殺したろか』といわれている」などと明かされたとも説明。誰にいわれたかを尋ねても大東さんは明言せず、その後に事件が起きたことで「(大東さんの言葉は)本当だったんだと思った」と述べた。

この日の証人尋問には事件前日、大東さん宅近くの防犯カメラに撮影された不審者について捜査した警察関係者も出廷。被告に似せた体格の捜査員を同じ場所で撮影し、不審者の画像と比較した結果、不審者と被告の体格について「矛盾しない」と証言した。

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