京野菜や豚肉、鶏肉など京都産のプレミアム食材を使ったメニューが大学生協の学食で半額程度で味わえる――。京都府の物価高騰対策の補助金を受け、学生の食を支援する企画「京を、味わう。」が8日、立命館大の衣笠キャンパス(京都市北区)と朱雀キャンパス(中京区)で始まった。26日まで週替わりで計1万5000食を提供する。
食文化に触れる機会も少なく
12日までのメニューは「京都鶏からあげ」(231円)、「万願寺とうがらしとじゃこの揚げびたし」(99円)、「京都ぽーくの豚しゃぶ丼」(396円)、「賀茂なすミートパスタ」(同)の4品。いずれも税込みで本来価格の半額で提供している。
立命館大では学生組織の学友会が全学部生を対象に実施するアンケートで食に関して「値段が高い」との声が目立った。1食500円以内に抑えるために副菜・野菜を控えがちで栄養バランスや満足感は不十分に。京野菜などの食文化に触れる機会も多くなかった。
今回の企画は「京都の学生に本物の京都の味を」と掲げ、大学と大学生協に学友会も参画してメニューを考案。15~19日は▽京都ぽーくの生姜焼き▽京みず菜じゃこサラダ▽京都鶏の親子あんかけ丼▽冷やし九条ねぎチャーシュー塩ラーメン、22~26日は▽京都鶏の西京焼き▽賀茂なすの揚げびたし▽京都ぽーく丼▽京みず菜と魚介豚骨まぜそば――が提供される。
両キャンパスの学部生・院生の計約1万4000人が対象。約半数が府外出身といい、田中伸弥・学生部次長は「学生たちにも京都の魅力、良さを知ってもらいたい」、府の巽大輔・大学政策課長も「学生の皆さんにメニュー作りにも参加していただき、非常に意義のある取り組みと思う」と語った。
学友会学園振興委員長の山本聖(ひじり)さん(20)と委員長補佐の水谷京太郎さん(21)=いずれも文学部3年=は共に府外からの下宿生。「みず菜のシャキシャキ感など、京野菜のおいしさに衝撃を受けた」「野菜があると食事が豊かになる」などと話した。
補助金は府が物価高騰の影響を受ける大学生への緊急生活支援事業として交付。食以外の生活・修学必需品などの支援も対象に2026年度予算で1億6200万円を計上している。府大学政策課によると、府内42大学のうち立命館を含む26大学が申請しており、交付を受ける予定。【太田裕之】