ここ最近、ずっと中華後宮ドラマ「甄嬛伝」を観ています。

やっと20話までたどり着きました。全76話です。3分の1にも達していませんね。
放映中ならまだしも、放送が終了してだいぶ経過しているので、全部観た上でいろいろと感想を言うべきでしょうが、観ていない人に興味を持ってもらうため&あとで自分で見返す用に感想を書き留めておきたいと思います。
最後まで観てないので、ネタバレの心配はありません(20話までのことは遠慮なく言いますが)。
①自分も後宮にいるみたいな感じのスピード
このドラマは、主人公の甄嬛(チェンフアン)が清朝の皇帝・雍正帝の後宮で生き抜いていくというお話です。
いまどきの娯楽作品の急ピッチのストーリー展開に慣れていると、「あれ?甄嬛なにがしたいん?」と思う時間がつづきます。
なし崩し的に後宮に入ったあと、権力を振りかざしてやりたい放題の寵妃・華妃による宮女殺人事件の遺体を目の当たりにしてショックを受け、全く皇帝に会わず長い間療養。
その間に別の姫が寵愛を受けたり受けなかったりがつづき、甄嬛は8話あたりでやっと復活、皇帝にやっと認知されます。
今日び見ないたっぷりした時間の使い方に面喰いましたが、むしろ「ほんまにあった感」をかもしだしており、甄嬛が後宮生活の中でゆっくりと確実に変わっていく様を実感できます。
だいぶ前に見たのでうろ覚えですが、『ゴッドファーザー』も、甘ちゃんのボンボンのマフィアの息子が、ファミリーも恋人もむちゃくちゃに蹂躙されて人が変わっていく過程があったように思いますが、甄嬛も、後宮に一緒に入った恵貴人が偽装妊娠の罪をかぶせられて幽閉されたり、安陵容の父親が濡れ
衣をかぶせられて殺されそうになったりして、後宮で生き抜くために性格が変わっていきます。
多分、1話と20話を見比べると、甄嬛の強い芯や家族や友人を想う気持ちは変わっていないけれど、手練手管のサバイブ術をかなり心得て成長が浮き彫りになるかと思います。
「自分も宦官として後宮にいる感があるなあ」と思いますね・・・!
あと、むちゃくちゃ長いですが、「中国で今でも人気」というお守りがあるのが心強いです。
②全員全然うらやましくない
皇帝はたくさんの美しい嬪妃(後宮に入って来た姫たち)を妻にし、嬪妃もきらびやかな生活を送ることができ、一見華やかですが、とにかく全員全くうらやましくありません。
皇帝はとにかく色んな嬪妃と夜を共にすることを周りから迫られ、把握され、そして心を寄せる嬪妃が1人に偏るといざこざが生まれます。め、めんどくさすぎる・・・
そういえば、高校の古文の授業で『源氏物語』冒頭の「天皇が身分の低い桐壺ひとりを寵愛した」というあらすじ解説をしていた先生が、「天皇はたくさんいる宮中の女性に気を遣わないといけないのに、職務怠慢だし、あと、そんな桐壺ばっかり会いに行ってたら、身分の高い家の出身の女が桐壺がいじめるのは当たり前でしょ」と言っていたのを思い出しました。あの先生は、かなり後宮側から意見していたなと思います。
あと、皇帝は嬪妃の背後にいる家族のことも考えなくてはならず、「実家問題」が無数にあり、しかも政治もやらないといけないので最悪です。なりたくない職業1位かもしれません。
あと、嬪妃は寵愛を受けなければ生活が危うく、寵愛を受けたら受けたでまわりから疎まれ、寵愛をうけても子どもが生まれなければ、皇帝の興味が新しい嬪妃にうつる可能性も高く、子どもが生まれてもその子どもが権力闘争に巻き込まることもあり・・・最悪です。
またもお話を『源氏物語』に戻しますが、桐壺は寵愛を受けてから壮絶ないじめに遭い、そのうちの一つに「通り道にうんこをばらまかれる」というのがあります。しかし、「甄嬛伝」では、寵愛を受けたら華妃から毒を盛られたり、冤罪をかぶせられて幽閉されたりします。「うんこもいやだけど、まだマシ」と思えてしまいます。
嬪妃は実家の繁栄を背負ってやってきているので、リタイアもできず・・・最悪です。なりたくない職業1位かもしれません。
こういったドロドロの後宮模様が描かれているのですが、演出に抑制が効いていて、俗っぽくないのがすごいなと思います。食傷しない温度感。
あと、雍正帝ががっしりとした50がらみのおっさんなのも見やすいです。現代っぽいイケメンだったら、権力闘争とはちがった目線が入ってきて見づらかったと思います。
③端妃・・・!
悪者の華妃、危うい覚悟を持ち始めている安常在、トップのはずなのに寵愛を受ける華妃の暴走を止めることができず、絶妙な距離を保ちながら静観している皇后、華妃を後ろ盾にしながらなんとかうまくやろうとずる賢く立ち回る曹貴人など、嬪妃がたくさんいる中、登場するだけで思わず「うおおおおお!!!」となるのは端妃です。
端妃は、雍正帝と曹貴人の間に生まれた姫・温宜のバースデーパーティーで初めて登場したのですが、「絶対過去になんかあって、今もなお何かを抱いている人やん」とぱっと見で分かる圧倒的たたずまいにいてこまされました・・・。
グループ抗争のやや外側にいて、ひそかに再起をはかっている人物がアツくないわけがありません。端妃、病に侵されているんですよね・・・。月影先生やオールマイト的なタイムリミットも感じさせます。
引き続き見ていきたいです。Amazonプライムで字幕版が見れるので、気になる方はぜひ!
やっと20話までたどり着きました。全76話です。3分の1にも達していませんね。
放映中ならまだしも、放送が終了してだいぶ経過しているので、全部観た上でいろいろと感想を言うべきでしょうが、観ていない人に興味を持ってもらうため&あとで自分で見返す用に感想を書き留めておきたいと思います。
最後まで観てないので、ネタバレの心配はありません(20話までのことは遠慮なく言いますが)。
①自分も後宮にいるみたいな感じのスピード
このドラマは、主人公の甄嬛(チェンフアン)が清朝の皇帝・雍正帝の後宮で生き抜いていくというお話です。
いまどきの娯楽作品の急ピッチのストーリー展開に慣れていると、「あれ?甄嬛なにがしたいん?」と思う時間がつづきます。
なし崩し的に後宮に入ったあと、権力を振りかざしてやりたい放題の寵妃・華妃による宮女殺人事件の遺体を目の当たりにしてショックを受け、全く皇帝に会わず長い間療養。
その間に別の姫が寵愛を受けたり受けなかったりがつづき、甄嬛は8話あたりでやっと復活、皇帝にやっと認知されます。
今日び見ないたっぷりした時間の使い方に面喰いましたが、むしろ「ほんまにあった感」をかもしだしており、甄嬛が後宮生活の中でゆっくりと確実に変わっていく様を実感できます。
だいぶ前に見たのでうろ覚えですが、『ゴッドファーザー』も、甘ちゃんのボンボンのマフィアの息子が、ファミリーも恋人もむちゃくちゃに蹂躙されて人が変わっていく過程があったように思いますが、甄嬛も、後宮に一緒に入った恵貴人が偽装妊娠の罪をかぶせられて幽閉されたり、安陵容の父親が濡れ
衣をかぶせられて殺されそうになったりして、後宮で生き抜くために性格が変わっていきます。
多分、1話と20話を見比べると、甄嬛の強い芯や家族や友人を想う気持ちは変わっていないけれど、手練手管のサバイブ術をかなり心得て成長が浮き彫りになるかと思います。
「自分も宦官として後宮にいる感があるなあ」と思いますね・・・!
あと、むちゃくちゃ長いですが、「中国で今でも人気」というお守りがあるのが心強いです。
②全員全然うらやましくない
皇帝はたくさんの美しい嬪妃(後宮に入って来た姫たち)を妻にし、嬪妃もきらびやかな生活を送ることができ、一見華やかですが、とにかく全員全くうらやましくありません。
皇帝はとにかく色んな嬪妃と夜を共にすることを周りから迫られ、把握され、そして心を寄せる嬪妃が1人に偏るといざこざが生まれます。め、めんどくさすぎる・・・
そういえば、高校の古文の授業で『源氏物語』冒頭の「天皇が身分の低い桐壺ひとりを寵愛した」というあらすじ解説をしていた先生が、「天皇はたくさんいる宮中の女性に気を遣わないといけないのに、職務怠慢だし、あと、そんな桐壺ばっかり会いに行ってたら、身分の高い家の出身の女が桐壺がいじめるのは当たり前でしょ」と言っていたのを思い出しました。あの先生は、かなり後宮側から意見していたなと思います。
あと、皇帝は嬪妃の背後にいる家族のことも考えなくてはならず、「実家問題」が無数にあり、しかも政治もやらないといけないので最悪です。なりたくない職業1位かもしれません。
あと、嬪妃は寵愛を受けなければ生活が危うく、寵愛を受けたら受けたでまわりから疎まれ、寵愛をうけても子どもが生まれなければ、皇帝の興味が新しい嬪妃にうつる可能性も高く、子どもが生まれてもその子どもが権力闘争に巻き込まることもあり・・・最悪です。
またもお話を『源氏物語』に戻しますが、桐壺は寵愛を受けてから壮絶ないじめに遭い、そのうちの一つに「通り道にうんこをばらまかれる」というのがあります。しかし、「甄嬛伝」では、寵愛を受けたら華妃から毒を盛られたり、冤罪をかぶせられて幽閉されたりします。「うんこもいやだけど、まだマシ」と思えてしまいます。
嬪妃は実家の繁栄を背負ってやってきているので、リタイアもできず・・・最悪です。なりたくない職業1位かもしれません。
こういったドロドロの後宮模様が描かれているのですが、演出に抑制が効いていて、俗っぽくないのがすごいなと思います。食傷しない温度感。
あと、雍正帝ががっしりとした50がらみのおっさんなのも見やすいです。現代っぽいイケメンだったら、権力闘争とはちがった目線が入ってきて見づらかったと思います。
③端妃・・・!
悪者の華妃、危うい覚悟を持ち始めている安常在、トップのはずなのに寵愛を受ける華妃の暴走を止めることができず、絶妙な距離を保ちながら静観している皇后、華妃を後ろ盾にしながらなんとかうまくやろうとずる賢く立ち回る曹貴人など、嬪妃がたくさんいる中、登場するだけで思わず「うおおおおお!!!」となるのは端妃です。
端妃は、雍正帝と曹貴人の間に生まれた姫・温宜のバースデーパーティーで初めて登場したのですが、「絶対過去になんかあって、今もなお何かを抱いている人やん」とぱっと見で分かる圧倒的たたずまいにいてこまされました・・・。
グループ抗争のやや外側にいて、ひそかに再起をはかっている人物がアツくないわけがありません。端妃、病に侵されているんですよね・・・。月影先生やオールマイト的なタイムリミットも感じさせます。
引き続き見ていきたいです。Amazonプライムで字幕版が見れるので、気になる方はぜひ!
コメント
コメント一覧 (2)
是非、最後まで見て欲しい
最後まで見たら女子達のイザコザがほんとに哀れに思えてくる
唐沢むぎこ
が
しました