やはり大谷翔平のサイ・ヤング賞に立ちはだかるのは“リーグ最強左腕”サンチェスか…7試合連続ハイQSで8勝目も防御率悪化
◇8日(日本時間9日) MLB ブルージェイズ2―5フィリーズ(トロント) フィリーズの『リーグ最強左腕』クリストファー・サンチェス(29)は、敵地のBジェイズ戦に先発登板。今季最多107球で10奪三振(K)など7回を4安打2失点に抑え、8勝目(2敗)を挙げた。岡本和真内野手(29)との初対決は3打席で快音なく、2三振。岡本は4打数無安打で、6試合連続安打がストップした。 【実際の投稿】絵になる男・大谷翔平、まるで肖像画 『リーグ最強左腕』に恥じない快投だった。試合前、Bジェイズの地元中継局スポーツネットのベン・シュルマン実況は「クリストファー・サンチェスは世界で最も打つのが難しい先発投手の一人です。前回登板で途切れた連続無失点は50イニング2/3。これは左腕としては1893年以来、133年ぶりの近代メジャー最長記録でした」と紹介した。 ジョー・シダル解説者は「まぐれで大リーグの防御率トップにはなれない。現時点でサンチェスの防御率1・46はメジャー1位。それに次ぐのはジェイコブ・ミジオロウスキーの1・50だ。持ち球だけ見るとシンカー、チェンジアップとスライダーというのは、それほど特別には思えないかもしれない。だが、問題はそれら3球種の操り方だ。打者にとっては6、7球種あるように感じてしまう。たとえば右打者にはチェンジアップが外角に逃げるときもあれば、ときには真っすぐ縦に落ちてくる。おそらく最強の持ち球はチェンジアップだ」とした。 圧巻は6回だった。先頭ピニャンゴに右中間へ二塁打を許し、エラーも重なって無死三塁。だが、ここから意表を突くスライダーで3者連続三振。最後はゲレロを内角ぎりぎりのコースで見逃し三振に仕留めると、腰を折って大きくほえ、グラブを2度強くたたくと、再びほえた。 7回は先頭・岡本を外角ボールゾーンに大きく外れる宝刀チェンジアップで空振り三振。岡本との初対決は、選球眼に定評がある大砲にボール球のチェンジアップを振らせて2三振を奪った。最後はバレンズエラを今季最多107球目、やはり外角ボール球のチェンジアップで遊ゴロに仕留め、任務完了。小さく2度うなずくと、鋭い目つきで表情を崩さずベンチへと歩いた。 もう6月も半ばに入ろうかというのに、サンチェスの2失点は4月30日のジャイアンツ戦以来、7試合ぶり。圧巻の7試合連続ハイクオリティースタート(7イニング以上を自責2以下)をマークしたが、それでも防御率は試合前の1・46から1・54となり、ブルワーズのミジオロウスキー(1・50)に次ぐメジャー2位に後退した。rWAR(勝利貢献度)4・7は、メジャー2位だ。 サイ・ヤング賞レースを争うドジャース・大谷翔平は規定投球回数にこそ5イニング足りないが、防御率0・74、投打を合わせたrWAR5・2はメジャートップ。2人の争いは、今後も刮目(かつもく)必至だ。(写真はAP)
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