【ナゼ】「崩れそうで怖い」渋谷の高級住宅街に巨大な“盛り土” 裁判所が工事中止の判断も…住民怒りのワケとは?
東京・渋谷区の高級住宅街に突如現れた巨大な“盛り土”に対し、周辺住民が不安を抱いています。崩落の危険性を訴える住民に対し、渋谷区は「一時的なもので合法」として対応が遅れ、対立は法廷闘争にまで発展。結果として、裁判所が『工事停止』を命じる事態となりましたが、区は『即時抗告』するなど、問題は泥沼化しています。 【女子御三家】超名門女子校の隣にタワマン計画!「のぞきの危険性」「日が差さない」切実な訴えを東京地裁が“却下”も…「容易に救済可能」ナゼ?
■ブルーシートの下には“巨大な盛り土”…住民困惑「今にも崩れそう」
代々木公園から直線距離にして約700m、東京・渋谷区の高級住宅地、富ヶ谷の一角に問題の場所はあります。ここは元々、傾斜のある土地で、そこに“盛り土”が積み上げられています。現在“盛り土”はブルーシートなどで覆われています。工事区域の面積は約2400㎡。工事は2024年10月に開始され、マンションが建設される予定です。周辺住宅の2~3階ほどの高さになっていて、道路からの高低差は約8mもあります。
住民によると、盛り土が目立ってきたのは2025年6月ごろで、当時はブルーシートなどもなく、土は“むき出し”になっていたといいます。 (近隣住民) 「上のほうにすごい盛り土があって、今にも崩れそうな感じで土が“むき出し”だったので、相当怖かったです。当時は、山留めも何もなかったから、雨が降ったらいつでも崩れそうな心配がありました」 事業者側からは、納得のいく説明などもなかったといいます。
“盛り土”の手前には、土砂留めの壁も確認できます。本来は工事の過程で設置されるものですが、設置が遅れ、それに不安を覚えた近隣住民が渋谷区への再三の指摘を行い、事業者が設置したものだといいます。しかし、その壁には木の板などが使われているため、腐食などによる劣化で、きちんと土砂留めとしての機能を果たせるのかの懸念があるということです。
さらに、土砂留めの手前には、水が溜まっている部分があります。現在は排水設備がないということで、大雨などでここに水が溜まると、住宅側にこの水があふれ出てこないかという心配の声もあるといいます。