阿東東中と阿東中、生雲小とさくら小、少子化背景に統廃合を検討【山口】
地域との対話を重視
山口市教育委員会は、児童・生徒の減少と今後の増加が見込めないことを背景に、今年度末での阿東東中と阿東中、生雲小とさくら小の統廃合を検討している。1日に阿東地域交流センターで開かれた移動市長室で伊藤和貴市長が明らかにした。
両中の今年度の生徒数は計46人で、31年度には18人以下にまで減少する見込み。さらに来年度の推計では、阿東中が男子23人、女子5人、阿東東中が男子1人、女子8人と男女比の均衡を大きく欠くことが懸念されている。
また、生雲小の現在の児童数は11人。うち6年生が6人を占めており、今年度の入学者はいなかった。現在、校区内の未就学児は2人だという。
伊藤市長は現在、保護者側からそれぞれの統合を求める要望が出ていることを説明。中学校の統廃合について「市教委は来年3月末の統廃合に向けてしっかりと環境を整え、市議会9月定例会で議員に方向性を示すスケジュールで考えているようだ」と述べた。
一方で「学校の統廃合はデリケートな話題であるため、この移動市長室をきっかけに地域とよく話し合い、旧阿東町時代の学校統廃合の経験も生かしながら、より良い方向性を見つけたい」とし、慎重に対話を進める姿勢を強調した。
生雲小の統廃合について伊藤市長からの明言は無かったが、関係者によると、さくら小との統廃合については既に合意形成が成されているという。