ドラ1・立石正広は「ミスタータイガース」掛布雅之になれるのか 実力で三塁定着目指せ 鬼筆のトラ漫遊記
チームの将来構想とリンクしているからこそ、佐藤輝もすんなり!?と右翼へのコンバートを受け入れたのでしょうが、それが本当に「適性」なのかどうか…。立石が三塁で先発起用されるようになってからチームは5勝6敗。それ以前は27勝17敗1分けでした。
かつて岡田彰布オーナー付顧問(前監督)はこんなことを話していました。
「ポジションを奪った選手ばかりがスタメンに名を連ねているチームは強い。それぞれの選手に力があるからや。しかし、ポジションを与えられた選手が多いと、そのチームは弱い」
さまざまな背景があるにせよ、立石の三塁は佐藤輝から奪い取ったものではなく、指揮官から「与えられた」ものです。そこには自然と弱さが同居します。
これから立石自身が攻守で「適性だった」と周囲に言わしめる活躍を見せるしかありません。ミスタータイガース・掛布さんはプロ2年目に佐野仙好選手ら強力なライバルを実力で押しのけて三塁のポジションを奪いました。問われるのは結果です。
立石が三塁の定位置を「与えられた」ではなく「奪い取った」と言われるようになれば、おのずとチーム力も上がっていくでしょう。立石正広は掛布雅之になれるのか-。これからが本当の勝負です。
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【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) サンケイスポーツ運動部記者として阪神を中心に取材。運動部長、編集局長、サンスポ代表補佐兼特別記者、産経新聞特別記者を経て客員特別記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。