「言い訳にしたくない」雨はオフ、晴れ続きなら…限られた環境で工夫し躍進 プロ100勝右腕擁した2004年以来勝利の公立・北九大【全日本大学野球選手権】
◆全日本大学野球選手権 北九大3―2花園大(8日、東京ドーム) 開幕して1回戦が行われ、21年ぶりの大舞台に立った北九大(九州六大学)が花園大(京滋)に逆転勝ちして2回戦に進出。中日やソフトバンクなどで通算100勝を挙げるなど活躍した、中田賢一現ソフトバンク1軍投手コーチを擁した2004年大会以来、22年ぶりの白星となった。 ■全日本大学野球選手権の結果と組み合わせ【トーナメント表】 山本浩二監督は「初めてのことばかりで、私ももちろん初めてですし。なので22年前のことなどはあんまり考えずに。とにかく本学が2個全国で勝ったことない。2勝をとにかく、相手がどこでもするんだということでここまで来ました」と話した。 公立でもあり、決して練習環境に恵まれているわけではない。時間にも制限がある。授業時間を考慮すると、夕方は部員全員が集まれないこともあるため、早朝の7時半から練習を行うことも。山本監督は「全員で練習したいっていうのが僕の思いでもある。朝だと全員集まれるということで、ちょっと効率は悪いんですけど、全員100人近く集まって、全員で同じメニューをやっていく」とした。 その上で「雨が降るとね、室内(練習場)なんかはもちろんありませんので。雨が降ってない時にいかに練習をして、雨の日にオフを当てるかっていう。だから、決まったオフの日はうちはなかなか作れない。雨が降る日がオフで。それが、なかなか雨が降らない時期があったので、ずっと練習するっていうような。とにかく環境がマイナスにならないように、そういう風な工夫はしてきたつもりです」と明かす。 部員全員が強く胸に刻む負けん気も、限られた練習環境下で躍進につながる原動力となった。設備や時間が潤沢な他チームへの思いもある。「まあ負けないようにというかね、それを半分はうらやましくは思ってるんですけど。そこを言い訳にしたくないので、なんとか頑張ろうということはいつも」と話し10日の2回戦を見据えた。 北九大は1点を追う3回2死満塁で6番の永田晃庄(2年)が走者一掃の3点三塁打をマークして試合をひっくり返した。 先発したエースで主将の山下薫輝(4年)が力投。6回4安打1失点、11三振をマークして勝利に大きく貢献した。 大会は昨年覇者の東北福祉大(仙台六大学)など27校が参加。同大や5年ぶりの日本一を目指す慶大(東京六大学)、初優勝を目指す国学院大(東都)は2回戦から登場する。 決勝は14日に神宮球場で行われる。 【OTTO#大学野球情報】 ▼第75回 全日本大学野球選手権の結果と組み合わせはコチラ【トーナメント表】▼
西日本新聞社