熊本市の旧松尾北小解体へ 2017年閉校 民間事業者の利活用進まず

熊本日日新聞 2026年6月1日 22:30
校舎の解体方針が決まった旧松尾北小=26日、熊本市西区
校舎の解体方針が決まった旧松尾北小=26日、熊本市西区

 熊本市は、2017年3月に閉校した旧松尾北小(西区)の校舎の解体方針を決めた。民間貸与での活用を期待し、事業者を募っていたが、立地の悪さなどから見つからなかった。26年度内に解体設計を終える見込みで、一般会計当初予算に関連費用1200万円を計上した。

 松尾北小は、児童数減少に伴い、松尾東、松尾西の両小とともに、17年度から小島小へ統合された。市は閉校3校を活用した地域活性化を目指し、19年から民間事業者を募集。現在、東小はドローン操縦訓練校、西小は高齢者支援センターの分室として利用されている。

いずれの校舎も築40年を超え、老朽化が進んでいる=26日、熊本市西区
いずれの校舎も築40年を超え、老朽化が進んでいる=26日、熊本市西区

 一方、北小は、金峰山の中腹の標高約200メートルにあり、アクセスの悪さや駐車スペースの確保が難しいことがネックとなり、一度も貸与先が決まらなかった。築40~55年の校舎3棟は老朽化が進み、学校周辺の安全面や、地域住民や卒業生へのアンケートなどでも容認意見が多かったことから解体を決めた。

 「閉校直後は、住民から校舎利活用へ期待の声があったが、ここ数年の状況を考慮して苦渋の決断となった」と市西部まちづくりセンター。いったん更地にして、今後の活用策を探る予定。

 残る2校についても、市は利用していない給食室やプールなどを解体する方針。東小で2教室、西小で5教室ある空きスペースの活用を目指し、新たな事業者の募集を続けている。(磯村彩夏)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の政治行政