◆第105回全国高校野球選手権記念富山大会 ▽準々決勝 富山商6-0不二越工(24日・県営富山)
準々決勝4試合が行われ、4強が出揃った。シード校の不二越工は、0-6で春Vの富山商に完封負けを喫した。打線はわずか4安打に抑えられ、11残塁を記録。3人による投手リレーも精彩を欠いた。最速145キロのエース右腕、下司凱世(3年)は、0-4の6回から登板し、2イニングを3安打、無失点と力投。しかし、8回の打席では、バントの際にボールを手に当てて負傷し、降板を余儀なくされた。今年1月頃から肩を痛めて調子を落としていた下司は「エースという立場なのに、先発できなかったのは情けないです。リハビリをしてきたが、チームに迷惑をかけてしまった。目標はプロ入りでしたが、卒業後は独立リーグや大学などで野球を続けたいです」と意欲を見せた。
もう一人の速球派右腕、吉倉遼輔(3年)は先発を任されたが、3点を失って3回途中に降板。下司の後を受けて8回から再登板し、2安打で2失点を許したが、最後は144~146キロのストレートを披露した。外野手兼任で、昨秋から投手にも挑戦し、今春には143キロをマーク。182センチ、79キロと細身だが、この日は自己最速を更新し、今後の成長にも期待がかかる。吉倉は「大学に進学したいです。通用するなら野手と二刀流で挑戦したい」と前を見据える。(中田 康博)









