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上記画像反対側の景色はこのようになっている。
さて、この「駅方向」と云うのが先ず分からない。何故ならこうなっているからだ。
綺麗に二手に分かれてしまっている。
しかしながらグーグル先生推奨の水玉模様ルートを、このどちらかのルートを採れと云われるならば、採るであろう。灰色ルートの場合、相鉄ローゼン前のごちゃごちゃしたところを通らなければならない。だが実はこれとは別の「第3のルート」と云うものが存在する。こちらの画像をご覧願いたい。
交差点から駅方向(水玉模様ルート)、左手にレンタルビデオ屋が入居していたビル(サンプラザ西之久保)。右手にはURの高層アパート(成瀬駅前ハイツ)が見える。そのアパートへ向けて、階段が設けられているのである。これがグーグル先生も知らない歩行者専用第3のルートとなるのだ。以下、空撮図に赤線で示しているものが当該ルートとなる。
<図1>
図1赤線ルートは建前上、通り抜けNGとなってはいるのだが、地元住民や電車で成瀬高校へ通う人の殆どが、このルートを駅との行き来に用いている。従って被害者も十中八九、このルートを用いていたものと見る。そしてここからが重要なのだが、仮に被害者がグーグル推奨水玉ルートに沿って歩いていたとしても、途中で赤線ルートに合流可能なポイントがある。それが図1に青線で示したルートとなる。しかも青線ルートは赤線ルートとは異なり、クルマの乗り入れも可能なのだ。
(青線ルートから赤線ルート合流ポイントを望む。赤線ルートを用いてアパート裏を通り抜けている通行人の姿も見える。)
青線ルートと赤線ルートが合流する場所から先は駐車スペースとなる。図1緑色エリアBがそれである。高層アパートの1階部分は店舗となっており、店舗裏に当たるこのスペースには20台程度のクルマを駐車させることが出来る。因みに図1黄色星印は交番でこれも当時から存在する。交番正面は駅前ロータリーに面している。ところで図1緑色エリアAもまた駐車スペースとなっているのだが、図1から赤線ルートと青線ルートの合流部分を拡大させてみると…
<図2>
緑色エリアBとは異なり、黄色丸線で示しているように緑色エリアAと車道との間には横断防止柵が設けられていて、これを取り外さないことには進入することが出来ない構造となっている。一方、緑色エリアBの様子は以下のようになっている。
<図3>
ピンク色丸線で示しているような形でクルマが駐車する。車道と歩道との間に段差は無く、横断防止柵が設けられているが飛び飛びとなっており、歩行者は歩道と車道との間を自由に行き来することが出来る。そもそも20台程度の駐車スペースでしかない為、クルマの行き来は余り多くなく、歩道部分が狭いこともあって、歩行者も普通に車道部分を歩く。8月13日夕方から夜に掛けては雨が降っていて傘をさしていたことを考えれば、歩道と車道との区切りは、より曖昧なものとなっていたであろう。クルマは図3黄色丸線で示した車止めまで進入することが出来る。黄色星印は交番であるが、交番脇は階段になっており、車止めを乗り越えて駅前ロータリー方面に車が進入することは不可能である。
以上、示したように赤線ルートは、当初は歩行者専用ルートながら、途中の緑色エリアA、青線ルート合流後の緑色エリアBに於いて、かなり接近した形でクルマとの接触が可能となる。仮に被害者が成瀬で連れ去られた場合は、A・Bのどちらかとなる。お盆前の夕方~夜、降雨と云った状況からすれば、通行人は決して多くはない。電車到着後にはまとまった数の通行人が存在するが、その人波が途切れれば閑散としていたように思われる。駅前ロータリーに関しては赤線ルート以上の通行人が存在し、何よりも交番、そしてタクシー乗り場やバス乗り場が存在する。通行人だけでなく滞留している人間も少なからず居り、いきなり連れ込むことは非常に難しいものと見る。
それでは、A・Bのどちらから連れ去られたのか。Bに軍配を上げる。先ずクルマの出入りはBの方が圧倒的に多い。Bは店舗裏に直結し、且つ表通りから自由に進入することが出来る。Aは通常、孤立しており、わざわざ横断防止柵を取り外さない限り、進入することが出来ない。クルマへの連れ込みそのものはAの方が楽である。(歩道部分を歩いていた場合)Bには一応、飛び飛びではあるが柵が設置されている。Aにはそれがない。但し、Aから視線を上へ向けてみるとアパートの窓が迫りきているさまがありありと分かる。ちょうど見下ろされている感がハンパないのだ。翻ってBの場合は、よりアパート直下に密着していて、もろに見えている感じが薄い上にアパート自体も窓側ではなく、廊下側となっている。上から見られている感覚は起こりにくい。Bについて云えば交番の存在もネックとなりそうなものだが、先述の通り、交番は駅前ロータリーに向けて開かれており、B側は窓のみの配置で人気は無い。交番1階窓からはほぼ死角、2階窓からは大体見えるように思われるが、何せ人気が無い。雨が降っており、晴天時よりも違和感が消えることをも考えれば、交番の存在は影響しないと考えるのが妥当である。
事件現場が成瀬である場合、基本的に連れ去りであり、ナンパの線は無いだろうと考える。しかしながら例えば車と接触して傘が吹っ飛ばされたとか、そう云ったことが起きて、更にはそのクルマがトラック等の業務車で「町田に行くの? それじゃあお詫びがてら送ってあげるよ」と云うナンパ風味の漂う連れ去りは有り得るかなと思うものである。この日の被害者の開かれた、そして解き放たれている精神状況であれば。トラックの助手席なんぞ、そう乗れるものでもないだろうから興味が湧くかもしれない。それに業務車なら仕事途中と云うことにもなるのだから、そのまま変なところに連れ込まれることなど思いもよらぬ未来絵図となろう。