阪神・高橋遥人、今季初の甲子園登板でリーグトップに並ぶ無傷の7勝目 3人でのヒーローインタビュー「すごい心強かった」
(日本生命セ・パ交流戦、阪神8-1楽天、1回戦、阪神1勝、5日、甲子園)投げて、打って、勝利を手繰り寄せた。今季9試合目で初めての甲子園のマウンド。阪神・高橋遥人投手(30)が7回6安打1失点、10奪三振の力投でリーグトップに並ぶ7勝目。防御率とともに投手2冠となった。 「しっかり甲子園で試合作れてよかった。(本拠地に限らず)声援をすごくもらっているのは分かる。最少失点で(ベンチに)帰ってこれてよかった」 バットでも魅了した。0-0で迎えた五回先頭の打席だ。先発・岸の直球を左前へ運び、一塁ベース上で満面の笑み。今季4本目となる安打で、佐藤の先制2点打のおぜん立てをした。 「シンプルに、めっちゃうれしいです。打てて、はい」。普段の打撃練習の成果か、と問われると「いや、イメージくらいっす」と謙遜したが、〝9人目の野手〟としてアピールした。 この一打で投球にも余裕が出てきたのか、直後の六回は3者連続三振に仕留めた。最大のピンチは4-0で迎えた七回だ。3連打で無死満塁とされ、黒川にも中前適時打を許し、なおも無死満塁。ここから高橋はギアチェンジ。マッカスカー(前ツインズ)、伊藤光をともに空振り三振、続く代打・渡辺佳を二ゴロに。すべて得意球のツーシームだった。 「本当に苦し紛れのボールですけど。結果的に粘れてよかった」 勝ち星はハーラートップのヤクルト・山野に並ぶ7勝。防御率0・90もリーグトップ。「たまたまです。運だと思うので。でも、目標を立てると達成できないことが多いので…」。数字の質問には反応しなかったが、初の甲子園での打のヒーロー佐藤、熊谷と3人でのお立ち台への感想を聞かれたときだ。 「(敵地では)ずっと1人だったので。3人で上がれるのが、すごい心強かったというか…」。最近、ヒーローインタビューが話題となっている左腕が本音をポロリ。マウンドで仁王立ちする表情とのギャップが虎党から愛される理由だ。(三木建次) ■データBOX