人相が変わっていなかったあの政治家、天下国家を語る日は
アナザーノート 秋山訓子編集委員
数年ぶりに会うその政治家の顔がどうなっているのか、想像できなかった。何しろ、最後に見た姿がつらいものだったから。
人は生きてきた道が顔に表れる。特に、頻繁に人と接し、人とたたかい、喜怒哀楽、毀誉褒貶(きよほうへん)激しい政治家はなおさらだ。
利権にまみれ、人を裏切り、あるいは落選して卑屈になり、すっかり人相が変わってしまった人。ずっと安定して変わらない人。生き生きと輝きを増し、華やかなオーラを発する人……。
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その政治家とは、緒方林太郎衆院議員。旧民主党などを経て2017年の選挙では希望の党で落選。党をめぐる騒動と混乱に翻弄(ほんろう)されて「一度、この世界と距離を置きたい」と語っていた。政治家をやめるのかとも思われた。だが、無所属で今回の選挙に出て勝ち、永田町に戻ってきた。政党に所属せずここまで来るには並々ならぬ苦労があっただろう。
緒方議員の顔は変わっていなかった。というより以前よりもすっきりして見えた。何というのか、澄んだ感じとでも言えばいいか。
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