沖縄で船が転覆し、高校の研修旅行中だった生徒らが死亡した事故で、文部科学省が高校の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反すると判断したことに関連し、松本文部科学大臣は多様な見方や考え方を提示したうえでの平和学習は推進しており、沖縄訪問を避ける必要はないという考えを示しました。
アメリカ軍普天間基地の移設工事が行われている沖縄県名護市辺野古の沖合で、研修旅行中の京都の高校生らが死亡した船の転覆事故をめぐり、文部科学省は高校の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反すると判断しました。
松本文部科学大臣は閣議のあと記者団に対し「今回の事案は、抗議船として日常的に使用される船に生徒を乗船させる極めて異例のものだ。多様な見方や考え方を提示して適切に平和に関する学習を行っている教育現場は、心配する必要は全くない」と述べました。
そして記者団が「一部に研修旅行の訪問先や学習内容を変更する動きがあるが」と質問したのに対し、「沖縄を含む現場を訪れることは避ける必要はない。沖縄での戦争の惨禍について教えることは学習指導要領の解説に記述がある。平和学習に問題があるとは考えておらず、むしろ進めてほしい」と述べました。