①メガネに対するひとこと

日曜日恒例、デイリーポータルZの1週間ダイジェスト。

6/7の回の冒頭で林さんが、つりばんど岡村さんの変形したメガネに対する私の一言を紹介しています。



電車の扉に挟まれて、メガネのつるが広がる気の毒な状況の方に浴びせかける言葉ではなかったなと反省しています。

②『叫び』を読みました

落語研究部のメンバーでやっている読書会で、芥川賞受賞作の畠山丑雄さんの『叫び』を読みました。



めっちゃくちゃ面白かったです。

大阪府茨木市の職員として働く早野ひかるは、マッチングアプリで女性に振られて自暴自棄な生活を送っていたある日、真夜中、洞穴の奥で「聖(ひじり)」のような「先生」に出会って銅鐸を制作しはじめ…というところからお話が始まります。

早野は先生に心酔し、銅鐸作りと茨木市の郷土史研究を進めていきます。特にアヘンの原料となる罌粟の栽培をして満州に渡っていた川又青年の歴史にのめりこみます。

ある日、早野はしおりさんという女性に遮二無二恋をし、どんどん自身と川又青年との重なりがあやうい形で緊密になっていき…というお話です。


私はもう、川又青年に自分をがっつり重ね合わせてる早野に自分を重ね合わせてしまい、謎の三重状態になり、冷静ではなかったと思います。

私自身が茨木市の学校に通っていたこともあり、作中の中でバンバン知っている地名が登場して、「知ってるこの場所!え!こんな歴史あんねや!ウワアアア」と酩酊。

そしてさらに、私も大学院で近代美術史を研究しているとき、研究対象の画家に入れ込みすぎて、不可分な感じになりかけたこともあり、早野の気持ちがわかるような気がしました。

歴史とのあやういシンクロをしている主人公に、グワーッと共振している自分、自分でも大丈夫でないように思えました。

図書館で借りていたのですが、購入しようと思います。