「仕入れが高すぎて…」 コメで1億5000万円の赤字 在庫は去年の約2倍 価格下落で卸売業者は悲鳴
■中東情勢が悪化 “ナフサショック”で小売り用の袋がない 「赤字覚悟」の安売りも。 (恩田社長) 「スーパーに出荷するコメだが、2000円台で販売される」 Q.このコメは高く仕入れた? 「初めは高く仕入れて、3月までに差損を出して販売した」 Q.去年秋〜今春でどのくらいの赤字? 「1億5000万円くらい」 5月20日に発表された国の見通しでは、今年の新米の生産量は約733万トンと大幅な増産が進んだ去年とほぼ同じ。いまの在庫は高く仕入れたものばかりですが、新米が出てくる前に売り切らないと、このまま在庫を抱えることになりかねません。さらに、売ろうにも「製品にする袋がない」という問題が。 (恩田社長) 「中東情勢の悪化で原料のナフサがなかなか入ってこない。発注をかけても、いつできてくるかわからない状況。綱渡り状態です」 ■コメに付加価値をつけて「新たな需要の創出を」 コメ価格が下落していることについて、農家の方はどう思っているんでしょうか。愛知県半田市の若手コメ農家・近藤匠さん。4月中旬から今年の田植えが始まっています。 (コメ農家 近藤匠さん) Q.コメが余って価格が下がっているが、農家の方としてはどんな思い? 「複雑ですよね。ちょっと前までは足りなくて、コメの値段が上がっていましたし。一年に基本は一作で、ころころ経営転換はできないので、品質の高いコメをたくさん作ることを変えずにやりたい」 近藤さんの田んぼでは、収穫時に根元を残してそこから再び穂を実らせる「再生二期作」を行っていて、通常の米作りに比べ最大1.5倍の収穫ができています。今年も二期作を予定していますが、コメ余りになることは織り込み済みだと言います。 (近藤さん) 「品質の高い農産物を、どれだけ収穫できるかが“売上高”になる。加工品も今考えているので、コメの新しい需要を創出する」 ■新製品は開けてすぐ食べられる「5年保存可能なおにぎり」 売り出そうとしているのが、コメの新製品です。 (近藤さん)「5年もつ おにぎりです」 (大石)「長期保存5年と書いてある。開けてすぐ食べられる愛知県産米100%」 (近藤さん)「個包装で(1袋に)2つ入っている」 (大石)「見た目は餅に近い」 (近藤さん)「ちまきっぽい感じ」
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