高市首相、市場との意思疎通「もう少ししっかりしなければ」-財政政策
(ブルームバーグ): 高市早苗首相は5日、自身の財政政策に関し、国債市場と「コミュニケーションももう少ししっかりしなければと思っている」と述べた。参院予算委員会で語った。
公明党の横山信一氏への答弁。同氏は高市政権発足以来、国債の長期金利が上昇傾向にあることについて指摘し、財政健全化への考えをただした。
首相は自ら掲げる「責任ある積極財政」について「いたずらに拡張的に規模を追求して、マーケットからの信認を損なうような財政政策を考えているわけではない」と説明。日々の市場動向や経済指標には「常に十分に注意」していると強調した。
その上で、政府の債務残高対国内総生産(GDP)比を安定的に引き下げていくことで財政の持続可能性を実現して、「マーケットからの信認を確保する」とした。そのため、「具体的な指標も明確化しつつ、今年の骨太の方針の策定に向けて検討を進める」とも述べた。
日本の新発10年債利回りは5月18日に一時2.8%と、1996年以来の高水準に達した。5日午後3時時点では2.665%となっているが、市場では高市政権下での財政拡張への懸念はなおくすぶっている。今回の発言で首相としてその払しょくに注力する姿勢を示した形だ。
他の首相発言
(c)2026 Bloomberg L.P.
Takashi Hirokawa