🐿️side
あなたの下の名前が出ていって10分くらい経ったとき、
チャニヒョンとイエナが起きてきた。
誰も元気に返事が出来なかった。
リビングに重くて暗い空気が立ち込めている。
僕はただ、気分が悪かった。
チャニヒョンは僕たちをよく見てる。
だから、メンバーがいつもと違うとすぐに気づく。
今回はあからさまに空気が重いから、イエナも何かを感じ取っていた。
ヨンボガたちの言う通り、
あなたの下の名前を… 傷つけたんだ……
チャニヒョンが少し低い声で2人に話しかけた。
2人は否定せずに素直に答えていた。
そして2人が答えた後、チャニヒョンの雰囲気が変わったのが分かった。
あ……これ、本気だ………
チャニヒョン、本気で怒ってる…
2人は何も言わずに俯いていた。
そう言うとチャニヒョンはリビングから出ていった。
再び沈黙が辺りを包み込んだ。
ビニヒョンたちが席を立って部屋に戻っていった。
僕もご飯を食べる気になれなかった。
そして僕も部屋に戻った。
you side
コンビニ寄れなかったんだよな…
どうしよう、、、 まだ8時だし…
私はスマホでTWICEの曲を流した。
それから5曲連続で踊りまくった。
踊ってないと、気を紛らわせないと、
今朝の事を思い出してしまう………
怖かった…
やっぱり、誰にも頼れない…
ヨンボガも、ハニも、ヒョンジナも、ビニオッパも、
信じたいけど、信じるのが怖い…
もう、誰にも会いたくない…
こんなことで泣くなんて、情けないなぁ…
弱いなぁ…
私は練習室の隅で、声を殺して泣いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。