ん…………
んん…………
朝か…
マスクに帽子だと息がしづらい…
私はマスクを少しだけ下にズラした。
今は… AM7時30分
レッスンは9時から… 移動に15分だから………
うん、よゆーだね。
寝起きのおぼつかない足取りで、私は洗面所へと向かった。
洗面所へ行く途中、人影が見えた。
私はすぐにマスクをもとに戻し、帽子を整えた。
ヨンボガだったのか…
起きるの早いんだなぁ。
ふわふわで柔らかそうなブロンドヘアは、寝癖で爆発したかのようにボサボサだった。
じゃー、お言葉に甘えて。
私は洗面所に一人で入った。
マスクと帽子を外し、あまり気に入ってないロングヘアーをポニーテールにする。
いつもはウイッグで隠してるこのロングヘアー。
背中まである髪をウイッグに入れるのは大変だから、
早く切りたいんだよなぁ……
考え事は後にして、とりあえず洗顔、洗顔……
私は冷たい水を顔にかけた。
リビング
カンガルーとキツネが居ない……?
朝弱いのかな、?
目つきの悪い猫がテーブルにご飯を並べながらそう言った。
……やっぱりね。
最初から期待してませんよーだ!!
不機嫌そうな犬が私を睨んできた。
そうだよね、
皆だけで話したいこともあるだろうし。
私は居ちゃ駄目だね。
…ヨンボガは優しいね。
ハニも、ヒョンジナも、ビニオッパも…
やめて…
私に構わないで…
そんな顔させたいわけじゃないの…
ごめんね……
ヨンボガたちの引き止める声が聞こえたけど、聞こえないふりをして
私は家を出た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!