幕間
アベル▶︎ナツキ・スバルに顔が似てるなこの夫婦……親なのか
セシルス▶︎バッスーにそっくり! 面白い! たくさん話したい!
ハリベル▶︎大変そうやなあ
レム▶︎スバルくんのお母様たちもあの映像を……!? 償わなければ……とりあえず頭を下げよう、指でも折ろうかな
の精神。
菜穂子さんはアベルに対して「礼儀正しい子ねえ、昴ともいいお友達になれそうだわ」
セシルスに対して「よく話す子ねえ、楽しい子だわ」
ハリベルに対して「背の高い人ねえ……天井に頭ぶつけちゃわないのかしら」
レムに対して「確かにあの時は恨んだけど……昴の大切な子に、酷いことなんて言えないわ」の精神
賢一さんはセシルスにびっくりしてる。
レムにはちょっと複雑だけど、土下座は申し訳ないのでやめてほしい。
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「バッスーの人生を……ふむふむ、それは面白そうですね!」
セシルス・セグムント参加から五分、早くも大半がセシルスのマシンガントークに疲弊していた。
「──そうでもないわ。すごーく、痛そうだから」
「行動がですか?」
「ううん、心が」
エミリアの言葉にセシルスは軽く頷き、レムの方に顔を向ける。
「なるほどー……ところで、レムさん? は、どうしてそこの女性に土下座を?」
「──スバルくんのお母様、お父様、レムをどうか殴ってください。レムは、たとえなくなった世界だとしても、スバルくんを殺しています」
「えっ、バッスーのこと殺してるんですか!? やばいですね!」
「ですから、レムを殴ってください」
セシルスが遮るのを無視し、レムは続ける。
「か、顔を上げてレムちゃん。確かに、昴のことは……うん、そうだけど……それだけじゃないでしょう? レムちゃんは昴を支えようってしてくれてたし……それに、昴が怒ってないことを、勝手に怒ったりできないわ」
「お母様……ですが……」
レムは、思わず泣きそうになる。
スバルとそっくりな笑い顔が、余計に感傷を誘った。
「お母様……えっ、バッスーのお母様ですか!? うわー、顔そっくりですね! バッスーが女性になったらこんな感じに」
「うん、一回口閉じよか。青いお嬢ちゃんぶちギレとるから」
「キレてません。ただ、殺意が湧いただけです」
「それをキレているというのだ……セシルス、余計な喧嘩を売るな」
レムがモーニングスターを片手に角を出すのを見て、アベルとハリベルが割って入る。
セシルスは気にとめていないが。
「えー!? 売ってないですよ! あ、僕はセシルス・セグムント、バッスーの友達で、この世界の花形役者です! よろしくお願いしますね!」
「──花形……? うん、よろしくね、セシルスくん」
「いやー、バッスーにはいつも驚かされてますよ! お母様……あ、お父様の方もバッスーによく似たら似てますね! あはは、面白い!」
「お、おう……なかなか強烈な子だな」
「花形役者ですから!」
そんな風に、セシルスが永遠に騒ぐ。
そして、
『────』
空間の守り人がしびれを切らし、強制的にツギハグルートを流すまで、マシンガントークは止まらなかった。
いいぞセシルス。お前、空間の守り人に勝ったぞw