ソフトバンク・栗原陵矢 ドッカ~ン!12球団本拠地制覇弾 交流戦Vマジックも点灯させた
◇交流戦 ソフトバンク2―1中日(2026年6月4日 バンテリンD) ソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)が4日、中日戦の初回に決勝の両リーグトップの17号2ランを放った。中日・金丸のフォークを捉えて右翼席へ運び、通算99号で100号にリーチ。バンテリンドームでは初アーチとなり、12球団の全本拠地球場で本塁打を記録した。チームは今季最長を更新する7連勝で貯金は最多8。交流戦8勝1敗とし、12球団最多10度目の優勝へ早くもマジック9を点灯させた。 【写真あり】張本勲氏が長嶋茂雄さんしのぶ 今も輝く太陽になって燦々と球界を照らしてくれている 6月に入っても勢いは止まらない。セ・リーグ球団には、やっかい過ぎる打者だ。破壊力満点な4番・栗原がファーストスイングで勝利を引き寄せた。 「直球が速く見えたので合わせていこうとしたけど、うまく反応できた」 鮮やかな速攻劇だった。初回2死三塁で中日・金丸の初球フォークが少し浮いたのを逃さない。右翼席まで運ぶ飛距離122・5メートルの先制2ラン。5月31日の広島戦以来3試合ぶりの17号は決勝弾となり、これで5試合連続打点となった。 交流戦で5発目で両リーグトップを独走中だ。ダイヤモンド一周では少し余韻に浸っていた。「なかなか来ない名古屋で、いい試合ができて良かった」。12球団の本拠地では唯一、本塁打のなかったバンテリンドームで9試合目にして初アーチ。“全球場制覇”を「良かったです」とクールに振り返った。 節目にあと1本と迫った。19年7月23日ロッテ戦でのプロ1号目から積み重ね、この日で99本目。通算100号にリーチをかけた。「早く決めたいですが、毎日、本当に必死なんです。昨日、今日でどうなるか分からない世界。集中しての積み重ねだと思う。だからコツコツやるしかない」。過剰に意識することなく、目の前の1打席。1球に集中していく。 シーズン自己最多は21年に記録した21本塁打。小久保監督は開幕前に「そのくらいは超えられる」とハッパをかけた。楽々と更新するペースで打ちまくり、指揮官は「いい先制打でしたね。フォークのすっぽ抜けだと思うけど(タイミングが)合わないと量産はできない」とひと振りで仕留める技術を評価した。 チームは今季最長を更新する7連勝で貯金も最多8。交流戦8勝1敗とし、この日に自力でソフトバンクの勝率を上回ることのできたヤクルトが敗れたため、12球団最多10度目の優勝へマジック9とした。本塁打、打点で2冠を快走し、原動力となっている栗原は「毎日やるべきことをやって、勝ち続けるだけです」と謙虚に言った。 (井上 満夫)