固い衝撃
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
このシーン!!
このシーンが!!
ついに!!!!
これが書きたくて俺は!!
菜穂子さんをこの空間に入れたんだ!!
メィリィ〜〜!!
ちなみに、ロズワールの時みたいなことにはならないと予想。
うーん……でもなー……オットーとガーフィールは一発くらい……殴……?
いや!!
さすがに絵面がね……?
それに、殴っても治癒魔法かかるから意味ないし!!
椅子ガンってするくらいにしとこう。
賢一さんが苦しんでるのはスバルくんの
仮に、今の推論が正しかったとすれば、何と無様なモノだけがここに残ったのか。
記憶を失い、一緒にいたはずの人たちに心配をかけ、積み上げてきたものもなくして役立たずになった挙句、体に刻まれた歴史だけは残して、ガワだけ整えてある。
ハリボテではないか。
「は」
軽く息を吐いて、スバルは立ち上がった。
内心、自分の脳内に浮かんだ四文字の言葉が、馬鹿笑いしたくなるぐらいくだらない。
ハリボテなどと、今さら何を。
ーーナツキ・スバルがハリボテでなかったことなど、いつあったのだ。
っていう地の文がスピーカーから流れてきたからです!
賢一さんも流石にここまで精神病んでるとは思ってなかった……と、思う!ので!
ここら辺は読むの楽しいけど、同じくらいメンタル削られるね!!
おかげで毎日投稿出来なかったぜ!!
まあ、今回は反応が結構いい感じに書けたはずなので!!
許してくれ!!
あと、異世界関連については書籍で削られたらしいのと反応が思いつかなかったので割愛!!
ごめん!!
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『――スバルは、忘れられることがどれだけ辛いのか知ってる。だから、誰かを忘れるなんて、冗談でも絶対に言ったりしないわ』
『……本当に、覚えていないのね』
『ああ、君たちの推測は正しい。――今、この体に宿っている意思はアナのものじゃない。アナスタシア・ホーシンは、この体の奥底で眠りについている。こうして君たちと言葉を交わすのは、仮初の主として肉体を預かる亡霊さ』
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「──暗くなっちゃダメって、わかってるのに」
どうしても、空気が重くなるのを止められない。
全身に汗が伝い、顔色が悪くなるのがわかる。
だって、もし、スバルが酷い目に遭っていたら、エミリアはどうしたらいいのだろう。
何も出来ない。
でも、何も思わないなんて無理だから。
「スバル……」
きっと、この空間のせいなのだろう。
いつもなら強気で跳ね返せるものも、跳ね返せない。
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『確かに、俺の記憶がすっぽ抜けてみんなに迷惑かけてるのは申し訳ない。でも、それがイコールで絶望的って話にはならねぇはずだぜ。考え方を変えてみろよ。今の俺なら、余計なしがらみに囚われない斬新なアイディアが湯水のように湧き出すかもしれねぇ。それが、この状況を打開するヒントになるかもしれないだろ?』
『……ん、そうよね。スバルはいつだって、色んな大変な場面を飛び越えてきてくれた。だからきっと、これも乗り越えちゃうわよね』
『ありがと、スバル。――うん、良かった。やっぱり、スバルはスバルなんだ』
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「──ナツキさん……」
嫌な予感がする。
スバルもエミリアも、言葉自体には不穏な雰囲気などない。
だが、釦をかけ違うように、何かを間違えている気がする。
ここに、自分がいたなら──
「なんて、考えるのは良くないですね。それは、エミリア様やベアトリスちゃんにも失礼なことですし」
ただ、やはり、不安だ。
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『またよろしくだ、ユリウス。抜けた記憶が戻るまで、適度に苦労しろ』
『ああ、仕方ない。これも務めと、甘んじて受け入れよう。――記憶など些細なこと。そう、だとも。……その通りだ』
『私たちはちんぷんかんぷんだったのに、スバルったら一人ですぐに解いちゃって……すごーく、カッコよかったのよ』
『ははは、ありがと。……ちんぷんかんぷんって、きょうび聞かねぇな』
『────』
『なんか変なこと言った?』
『――俺も、本を読んで倒れてた?まさか、それで脳をやられた的な?』
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「もお、いちいち意味ありげな顔するんだからあ、騎士のお兄さんもお姉さんもお。わたし、こういう空気嫌いなんだからあ」
メィリィの言葉に、息を詰まらせていたエミリアが何とか笑顔を浮かべて取り繕う。
「ご、ごめんね?メィリィ。ただ……スバルが、その、死んじゃうのかなって思ったら……」
「……お兄さんだけとは限らないじゃなあい?裸のお姉さんの攻撃みたいに、みんながやられちゃうのかもしれないしい」
「そ、そうね。そうなん、だけど……」
どうしても、気が晴れない。
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『問題の、『タイゲタ』の書庫でのことを確かめるかしら』
『お師様由来ッス。あーしの知識は丸っと全部、お師様由来ッス』
『うーむ、これは難しいかも……って』
『スバル!』
『え、ええと、エミリアちゃん?』
『迂闊なことしちゃダメじゃない!スバル、わかってるの?スバルはきっと、ここで記憶をなくしたのかもしれないのよ?』
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「──今のところ、危なそうな感じはなさそうやね。……ただ、エミリアさんの反応を見るに、確定した未来やないみたいやけど」
シャウラが殺戮兵器に姿を変え、そのせいで全滅したという可能性──
「その方が強そうやね。記憶が無いんやったら、対処も難しいやろうし」
それに、そう仮定した方がいくらかマシだろう。
仲間内での殺し合いなど、見るに堪えないのだから。
「──とか言うてみたけど、地下でのを見るに、そっちの方が有り得そうなのが嫌やよなあ」
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『少なくとも、これでスバルの記憶が失われたのが、ルグニカにきて以降のものであることは発覚した』
『スバル、お願いだから大人しく待っててね。きっと、スバルがなくした記憶、私が……私たちが見つけてあげるから』
『変わったとか変わってないとか、お師様はお師様なんでどーでもいいッス。お師様は好きにしてくれたら、あーしはそれについてくだけッスもん』
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「シャウラのこのスタンスには、逆に救われるのよ。……暗くなっても、スバルが味わった痛みを何とかしてあげられる訳でもないかしら。だから、スバルを信じて……あげるべき、なのよ」
分かってはいても、そう簡単に切り替えられないのが人情というものだ。
「──そう考えると、スバルは少し切り替えが早すぎる気がするかしら。ここから出たら、スバルのカウンセリングをしてあげるのよ」
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『ごめんね。一生懸命、手掛かりを探したんだけど……』
『……なんだか、スバルとシャウラ、すっかり仲良しさんね。── あ、違うの。仲良しなのはすごーくいいことよ。沈んだ顔なんて、スバルには似合わないし……うん、全然いいの』
『これが本当に『試験』の一環なんだってんなら、ひょっとすると塔の『試験』をまるっとクリアすると、俺の記憶もひょっこり戻るかもだろ?』
『そう、よね。スバルの記憶がこの塔に吸われちゃったんなら、きっと、塔の『試験』が終わったら返してもらえるかもしれないわよね』
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「──エミリア様」
「大丈夫よ、ラム。……ううん、正確には大丈夫じゃないんだけど……」
「ラムは先程の殺し合いを見て少々精神に負担がかかりましたが、ラムの心のいちばんはレムとロズワール様ですので、さして影響はありませんでした。ですが、エミリア様は違いますから」
暗に、ラムはエミリアの精神状態を慮っている。
当たり前だ。
覚えていなくても、スバルにとっては在った世界だ。
それなりにエミリアが傷ついていると、気付けないラムではない。
「──大丈夫よ。うん、大丈夫。早く全部を見て、スバルを迎えに行くって、それだけは揺るがないもの」
「──それは……そうですか。ラムは余計な気を回してしまったようですね」
「そんなことないわ。ラムの気遣いは嬉しかったし、あとは……」
「分かっておりますよ。エミリア様」
ラムの真紅の瞳が柔らかく細められるのを見て、エミリアは、何となく、安心した。
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『そう考えると、この塔も妙な造り……ファンタジー世界で今さらの話か。元の世界との共通点を探す、みたいなことは前の俺もやったのかね』
『──お?』
『ぁ?』
『ま、ぇ?』
『ま、て、待て待て、待て――』
『――ごぇっ』
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「──スバル?」
エミリアの瞳に、それは映る。
一瞬、エミリアは何が起きたのか分からなかった。
でも、すぐに──
「──ぁ、」
誰が、どうして、なのか、分かってしまった。
「────」
言葉にも出せず、エミリアやベアトリスの視線は、一箇所に集まる。
ただ、見られている本人も、見ている周囲も、何が起きているのか分からない面々も──一言すら、出せなかった。
ショックによるものか、否、違う。
あまりに、スバルが死の直前に零した言葉が、哀しかったからだ。
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『おかあさん』
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「──ぁ、」
それを聞いた時、彼女の胸の中には、どうしようもない衝撃と、困惑と、とにかく、色々なものがあったのだけれど、
「──あ」
その言葉が、その声が、その表情が──
「──す、ばる」
彼女の心を──
「────ッ!」
強くかき乱したことは、間違いなかった。
「──昴……」
空間に、痛々しい声が響く。
それを聴きながら、賢一は、どうしようもなく絶望した。
──何に?
「──俺は、何を……」
スピーカーから流れる、昴の心情。
それは、聞いているだけで辛くなるものだった。
嗚呼、嗚呼──
「──わたし、は」
メィリィの声が、空間を切り裂くような慟哭の中に溶けて消える。
「──スバル、なら……どうする、かな」
エミリアの声は震えて、先程の笑顔はどこにもない。
「……ううん、違うわね。私はどうしたいのか、よね」
なら、その答えは──
「こんなの……あんまりだわ」
その言葉は、少女に向けたものでは無い。
おそらく、世界に向けたものだった。
それが、少女にとっては、辛かった。