夕食時 テーブルに揃った家族の会話
よく食べるチャンビンにおかわりの汁物を持って椅子に座る
どうする?
もぐつきながらも返事をする
まだ飲み込めてなんだけど
急いで咀嚼して
飲み込んで話す。
ヌナ イエニヌナ
俺の大切な人
相変わらず仲良しだね。
連絡先聞いたんだ。
今どこに住んでるのかな?
抜け目ないわね。そういうとこほんと誰似たのよ
まあ あなたたちの関係は応援してるけど
ため息まじりに上品に綺麗な口に食事を運ぶ。
この前の秋夕以来
電話やSNSでは会話してるけど
会えないし。
今回リノおばさんのところに居候するって言ってたから
いつから来るかはわからないけど
一緒におばあちゃんのところ来るって。
落ち着いて話してるつもりだけど
言葉尻が強く浮き足だって話してしまう。
もうすぐ長期の休みになる
楽しみだな
どれぐらい滞在するんだろう。
ヌナとデートもしたいし
いろんな想像で
少しにやけてしまう。
バレないうちに早々に食卓を後にする
勢いよく立ち上がり
移動するチャンビナに驚きつつ牽制する
勉強だけじゃつまらないものね
チャンビンだけじゃない
会えるのを楽しみしてる人がいる
目を伏せ食事を飲み込む
そうか 好きな人に会えるのは
嬉しいよね
うん
僕も久しぶりかも?
会えるのは
誰かって?
ふっと口角が上がる
あ
まずいっ詮索されるって
思ってヒョンジナをこっそり見たら
ヒョンジナも
恍惚な表情
隠しながら
唇を
舐めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。