第37話

固執
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2025/04/06 23:43 更新
授業中

窓きわの席の俺は窓から外を眺める。

爽やかな風が入り
校庭で体育の授業の声が入る。

手で顎を支え
気もそぞろに授業を受ける。

集中できないのは
外の声じゃない。


今朝の

ヨンボガの顔

あんな表情するやつだったか?


思い詰めた

何か悩ましい表情。



少し
大人びた
女性の顔だった。



BC
BC
そんな
声が出た。

授業中だった。
ハッと体をびくつかせ
周りを確かめ誤魔化す。

そんな


女性?



ヨンボガだぞ


あの幼馴染の。
親戚の。



女性

女の子


まさか。




確かに可愛いと思う。

初めて会った時から

内面も
容姿も
天使のように
博愛と綺麗さで
煌めいていた。

心奪われたのは覚えてる。

でも長年付き合ってると
なんかそれも当たり前になってきて。

いるのが当たり前になってて。

悩んでると

チャイムがなって授業が終わった。


ため息をつきながら
次の授業の準備を机で支度し始めると
クラスメイトが近寄ってくる。


『どうしたチャニ?元気ないな?

『腹でも減ったか?

なんて数人集まってくだらない話に笑いが飛ぶ。

戯れ合ってると
窓から聞こえてくる声

校庭で次のクラスの除業が始まるみたいだ


『あ、校庭、今日中学部が使うのか?

『マジ?高等部の方が校庭広いからなー

なんて会話をして校庭を覗く
ニヤニヤしながら
後輩たちを覗くクラスメイトを笑いながら見てると



『あ、あの子可愛くね?
『あのツインテの子?
『スタイルも いいなぁ♡

どれどれと男子クラスメイトが寄ってくる
呆れながら俺は目線を落とす
一体どの子を言ってるんだよと
指さす子を見ていると








BC
BC
あ、
ヨンボガ だ。


目を追うと
朝と変わらず
太陽に照らされ揺れる髪と光る肌
薄い色素の彼女髪は余計に目立つ

友達と話しながら笑う笑顔は
より一層輝いてる。

ジャージに着替えた彼女は
体のラインが顕になり
くびれた腰のラインと
硬い制服ではわからなかった
胸のラインがはっきりと出る。

準備体操を始めると
のぞいていたクラスメイトが
完成をあげ冷やかす声に

ヨンボガは気づいたようだ。

上を見上げこちらを見る。



FL
FL
あ!チャニ!
チャニ!そこにいたの?
そこがチャニのクラスなんだね?
知らなかった!

おーい!
手を振ってみる

こちらに気づかないかな?

BC
BC
うっ
こちらに気づいた。

満遍の笑顔
いつもと変わらない彼女の笑顔

なのに

この胸の鼓動はなんなんだ。



『おい!こっちに手を振ってるぞ?
『あー可愛いな!
『なんて子なんだろ





BC
BC
ヨンボガ…
呟き
顔が赤くなってきたのを
隠すように片手で顔を隠した。

クラスメイトが
は?何?知り合い?
と責め立てるのを無視して

顔を隠し
もう一度
校庭を見ると
まだヨンボガはこちらを見ている。

可愛いなぁとまだクラスメイトが言ってるのを
俺は聴きながら



BC
BC
あれは
そう


BC
BC
俺の




言葉が溢れる


だめだ

ヨンボガは

俺の。

















俺の?





なんなんだ?















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