賑やかで想いが溢れる秋夕が終わり
別れがくる。
おばあちゃんともまだ遊んでない
イエナオンニも
チャニも
もっと一緒にいたい
眼を開きながら
大粒の涙が溢れる
可愛がるように
撫で抱っこをして
キスを落とす。
優しく諭す。
広いし、
なら、ヨンボガだけでもいけば?
そしたら 俺はリノと。
もしくは…
目線を泳がすと
軽くお辞儀をして
子ども達を促す
体大事にね!
思いの外 動くから心配だよ。
やんちゃがすぎるなよ。
ほれ、彼女が心配だ。
落ち着かない家族だよ。
父さんも母さんも
もう高齢なんだから
無茶しないでね。
ウォーターパークで怪我しないでよかったよ。
威嚇して驚かすと
それを見ていた
リノが笑い
ヨンボガも泣くのをやめる。
ヒョンジナのズボンの裾をつまみながら
呟く。
しょんぼりしながら口を尖らせ
寂しそうに。
離れたくない。
ポンとチャニの被ってるキャップにに手を置き
優しく宥めた。
そう
また
会えるわ
叩かれた拍子に
キャップがずれて目が隠れる。
泣きそうだった瞳が隠れた。
こんな顔
ヒョンとかヨンボガに見せたくないし。
お祖母様とお祖父様に
丁寧にお辞儀をして
挨拶をする
遠縁の私にまでこんなに親切にしてくれて
とても
過ごしやすかったです。
とても。
良くも悪くも
いい思い出。
ふんわりと笑うと
気がつけば
隣に奴が。
優しく私の手を繋ぐ。
また 会えます。
これで終わりではないから。
繋いだ手は
また強く力が入る。
いつの間にか
車を取りに行っていたスンミナが
呼んでる。
リノは挨拶をしながら
ヨンボガを抱っこして移動すると
手を伸ばしてチャニを呼ぶ
チャニの潤んだ目がヨンボガを射抜く
約束!
瞬きをすると涙が溢れた。
次に目を開けるともうヨンボガは見えなかった。
車が移動して
少し湿った雨上がりの風が残されたみんなの体をゆらす。
そう また会いたい。
また 感じたい。
まだ
思いは繋がっているのだから。
爽やかな雨上がりの朝
通学路で見かけるいつもの背中
駆け寄り
思い切り叩いてやる
またか
後ろから駆け寄り
挨拶なのか叩き
笑いながら おはよう!と告げる
中学生になったヨンボガ
呆れて
先輩だぞ。
ちなみに俺 高校生だからな。
えへへ と笑い誤魔化すヨンボガは
俺を追い越し
学校へ急ぐ
ああ
今日も
騒がしくなりそうだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。