🐰side
今日は入学式だ
もちろん、自分の入学式は2年前に終わっている
私はこの時期が嫌いだ
新入生は、必ずと言っていいほど私に声をかけてくる。無論、そんな失礼なやつを好きになることは絶対にないけど
でも休むのは今後の進路に関わるので、入学式の日は早めに登校する
『はぁ。面倒くさ』
案の定まだ生徒はおらず、朝も早いので出勤するサラリーマンたちがまばらに居るばかりだった
「ミノ〜」
ゆったり歩いていると後ろから呼び止められた
振り向くと、同じクラスの男友達
『チャナ。早いね』
🐺「ミノこそㅋ」
『私は理由があるのよ。知ってるでしょ?』
🐺「まぁね〜」
いつの間にか道路側を歩いてくれる
この男はいつだってそうだ
弱いものを守ろうとする
でもそれは彼の優しさであって、私に対して好意があるからとかそういうものは一切ない
実際、私は当たって砕けた
全く罪な人
『チャ二は?なんで早いの?』
🐺「俺?、、彼女の送り迎え」
『あぁ、、、そういう事ね』
🐺「明らかテンション下がるしㅋ」
『だって、いくら恋人が可愛いからって、男が男を駅に送るってどうなのかなぁって、、思って』
🐺「いいの!可愛いのは仕方ないから守らないとでしょ?」
『出たでた。チャ二の謎理論』
ほんとに私なんでこいつを好きになったのかわかんない
🐺「ミノは今年恋人できるって」
『は?どこの誰が言ったのよ』
ていうか望んでないけど
🐺「ミノ蠍座でしょ?」
『まさか、、』
🐺「ヤー!なんでそんな顔するの〜」
『別に。口が引き攣って天まで登れそうなだけ』
🐺「アッハハ!どういうこと?ㅋㅋ」
それくらい占いが当たったことがないのよ
ほんとに詐欺師の職業だわ
『で?星座占いでしょ?どんな内容だったのよ』
🐺「スマホのニュースでおまけの占いだったんだけどね、蠍座は《永遠を添い遂げる相手と出会うでしょう》だって。1位だったよ」
『1位なら今年のミスコンで取るわ』
🐺「ミスコン出るの!?」
『うるさいっ誰かに聞かれたらウザイから黙って!』
全くこの男は、、、
───────────────