【倒産】中東情勢悪化によるナフサ不足の影響を受け水産加工会社が破産申請へ コロナ禍以降需要落ち込みも背景に…負債総額約7億円《東京商工リサーチ》
東京商工リサーチによりますと、水産物加工を手がける(株)東京キタイチ(小樽市銭函、渡邉重一社長)が、6月4日までに事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。 【写真を見る】【倒産】中東情勢悪化によるナフサ不足の影響を受け水産加工会社が破産申請へ コロナ禍以降需要落ち込みも背景に…負債総額約7億円《東京商工リサーチ》 負債総額は、2025年3月期決算時点で約7億円です。 事後処理は、大久保誠太郎弁護士(新青山法律税務事務所、東京都中央区)に一任されています。 ■無着色タラコで事業を拡大 同社は1979年4月にタラコ加工業として創業し、1982年6月、大手量販店と無着色タラコを共同開発したことをきっかけに法人化されました。 減塩無着色タラコや減塩鱒筋子、筋子醤油漬などを中心に製造し、量販店、生活協同組合、中央卸売市場などへ販路を構築。ピーク時の1992年4月期には約52億円の売上高を計上していました。 ■需要減少を受け事業再編 その後、販売部門の別会社への移管や、インターネット通販に特化した会社の設立などを行いました。2010年10月には本社工場の増改築も実施しています。 しかし、食嗜好の変化などに伴う需要減少を受け、2018年3月期から事業再編に着手。同期の売上高は約17億4500万円まで減少していました。近年も関連会社の売却や事業承継などを進めていました。 ■コスト上昇が収益を圧迫 コロナ禍以降は需要が落ち込み、水産資源の漁獲量減少による原料価格の高止まりに加え、燃料費・物流費・人件費などのコスト上昇が収益を圧迫し、厳しい業況を余儀なくされていました。 2025年3月期の売上高は約13億3600万円にとどまっていました。 こうしたなか、最近は中東情勢の悪化によるナフサ不足の影響で包装資材が品薄となり価格も上昇。先行きの見通しが立たず、事業の継続を断念しました。
北海道放送
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