“不良債権”と化したどん底からOPS8割超えの強打者に変貌 打率1割で解雇の元ド軍26億円男の心の支えとなったロバーツ監督の「忘れられない言葉」
一時は「不良債権」と揶揄された男が、再び自身の価値を証明している。昨オフにカブスとマイナー契約を締結したマイケル・コンフォートだ。 【動画】めっちゃ打つ!コンフォートの圧巻ホームランシーン 世界一軍団においては、真価は発揮されなかった。2024年12月にドジャースと1年1700万ドル(約26億6000円)の高額契約を締結したコンフォートだったが、昨季は開幕から鳴かず飛ばず。最終的にレギュラーシーズンで打率.199、12本塁打、36打点と大不振に陥った33歳は、ポストシーズンのロースターからも外れた。 わずか1年でマイナー契約を結ぶしかない状況になるまで評価が急落したが、今季は鬱憤を晴らすような活躍が続いている。開幕から39試合に出場しているコンフォートは、打率こそ.253ながら、出塁率.357、長打率.506、OPS.863のハイアベレージを記録。主軸として、し烈なポストシーズン進出争いを演じるチームを支えている。 選手としてどん底を見た。そんなコンフォートを支えたのは、他でもない古巣であるドジャースの指揮官から贈られた言葉だった。米メディア『The Athletic』によれば、33歳のベテランは、昨夏のトレードデッドライン間際にデーブ・ロバーツ監督から「君は自分に価値があることを示さなきゃいけない。君をそばに置いておく理由を、僕に与えてくれよ」と発破をかけられたことが、今も忘れられないという。 「ロサンゼルスでは、スーパースターたちと互角に打ち合いたかった。それができなかった時、自分の居場所がなくなってしまった。本当に厳しい現実を突きつけられた気分だった。自分がチームを勝利に導くために何ができるかを理解し直さなければならなかった。そういう時に、彼が僕に本当に正直に言ってくれた言葉は心に響いたし、忘れられない」 絶望の淵に立ち、己を奮い立たせたコンフォートは、「もっとタフな相手にならないといけなかった」と気づいた。そして「俺のようなタイプの打者は、ただ速球を空振りするだけの打者ではいけないんだ。だから自分のスタイルを取り戻すために、オフは本当に一生懸命取り組んだ」と徹底的に見つめ直した。今の結果は努力の成果と言えよう。 ロバーツ監督からすれば、何気ない一言だったのかもしれない。しかし、世界一軍団を支える指揮官の熱きメッセージは、悩める打者を救っていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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