ゴールド以上の上位クレジットカードも、一度保有すると「格下落ち」のような気がして一般カードに戻れないもの。しかし、海外旅行の機会が減った人が海外での優待が充実しているカードを保有しても意味はない。
上位カードはポイント還元率が高いという傾向はあるが、ポイントは利用代金に応じて付与されるもの。消費を抑える人生フェイズに入った人のメリットとしては微妙だ。なお、カードは2枚以上保有している人がほとんどだというが、出番がないカードを持ち続ける意味はない。それどころか、不正利用されても気づきにくいだろう。
安全のためにも、そういうカードは速やかに引退させよう。
⑥ スマホアプリのアカウント
スマホの画面がアプリのアイコンでぎっしり……という人は多いはず。タイミングを見てアプリの整理も必要だ。使わないアプリでアカウント登録をしているものは退会して、削除しよう。
たとえ利用料がかからないアプリでも、定期的にクーポンが届いたり、セールのお知らせが届くと心が揺れるもの。保有しているせいで余計な出費をしてしまいかねない。
また決済アプリや電子マネーはスマホを変えるたびに、残高の移行手続きが必要だったりと手間がかかる。保有していることで心理的コストがかかり続けるようなものだ。年齢とともに興味が移り、行動範囲も変わる。現在と未来の自分にそぐわないアプリとはお別れしよう。
「未練があるもの」が捨てられれば未来が変わる
銀行口座やクレジットカード、そしてスマホのアプリなど、「ほとんど使っていないし、これからも使わない」と明快に線引きできるものは処分に踏み切りやすい。しかし、この先も使わないだろうとわかっていても、捨てられないものもある。「未練があるもの」だ。
その多くは押し入れの奥や物置で永く眠りについている。が、いつか出番が来て、そこから引っ張り出されるかもしれないと考え、手放せない。あなたを過去に縛り付ける、こんなものはないだろうか。
⑦ 昔に夢中になったスポーツアイテムや習っていた楽器
それを目にしたとたん青春の一コマが蘇り、「懐かしい……」と口にしてしまうのが、これらではないか。人生の折々を思い出し、「引退して時間ができたら、もう一度挑戦しよう」と甘酸っぱい気持ちになってしまう。
しかし、手入れもされないまま収納の奥に突っ込まれていたものをメンテナンスして使うより、現在の新品を購入したほうがたぶん安価で楽しめるだろう。こうした専門グッズも、形状や素材によっては簡単に捨てられない。
場合によってはジャンク品として買い取ってもらえることもあるかもしれない。早めに手放して、今の自分に合った趣味に向かったほうがよさそうだ。