セルフレジで"ごまかす"万引き急増 Gメン手口明かすも「全然バレる」 セルフレジには1台1台に防犯カメラ ユニクロレジでも「タグを破いて…」利便性逆手に 一番の対策は原点回帰「手厚い接客」
■「スポットで映すので、全然バレてます」
ただし石原さんは、こうした手口は「必ずバレる」と強調します。 【日本警備通信・万引きGメン 石原知典さん】「セルフレジってスポットでその人を映すので、全然バレてますよ」 実際、取材したスーパーでは、セルフレジ1台1台に防犯カメラを設置しています。 さらに店を出る際、客がレシートを機械にかざすと商品の合計点数が読み上げられ、店員が目視で確認する仕組みも導入済みです。 それでも店長は複雑です。 【和歌山市内のスーパー店長】「お客さまのためを思うのであれば、もうちょっと台数を増やしていきたい。でも万引きが増えてしまうところもあるので、今のところは今の台数でいこうかなと」
■ユニクロでも"魔法のレジ"の死角
問題はスーパーにとどまりません。 ユニクロが導入する"置くだけで会計できる"セルフレジでも、万引きとみられる行為が横行している実態が見えてきました。 ユニクロのセルフレジは、商品のタグを非接触で読み取り、点数と金額を判別する仕組みです。 しかしSNS上では「会計したら4点しかないのに5点で計算された。調べてもらったらポケットにタグが入っていた」という投稿が。 タグを破壊・切り取って別の商品のポケットに忍ばせ、代金を払わずに持ち去る…そんな手口が広まっているとみられます。
■レジの前の段階で不正をしていると検知ができない
万引き防止を専門とする香川大学教育学部の大久保智生教授は、このシステムの構造的な問題を指摘します。 【香川大学教育学部 大久保智生教授】「皆さん"魔法のシステム"みたいに思っているところがあるんです。自分でスキャンしないので不正が減るんじゃないかと勘違いしがちなんですけど、実は自分でしないからこそ、レジの前の段階で不正をしていると検知ができないという一番の問題がある」 ユニクロを運営するファーストリテイリングは取材に対し、「無人レジを含む店頭オペレーションについて、日常的に確認・改善を行っております。セルフレジでのご精算時には、必ず点数をご確認いただくようお願い申し上げます」とコメントしています。
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