大谷翔平、サイ・ヤング賞は規定投球回との戦い 米記者「今なら票は入れないが…」異次元の「リアル二刀流」、珍しくスミスも多弁「地球上で最高」
◇3日(日本時間4日) ダイヤモンドバックス0―7ドジャース(フェニックス) ドジャースの大谷翔平選手が3日、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、投げては6イニング2安打無失点、1四球、6奪三振と好投し、自身4連勝で6勝目(2敗)を挙げた。規定投球回には1イニング届かなかったが、防御率は驚異の0.74。打撃は4打数3安打2四球で5度の出塁とチームの快勝に大きく貢献した。 【実際の動画】飛んでいくのを見なさい! タッカー、大谷翔平を援護の2ラン 直近の2登板は投球フォームがかみ合わず、試合後も表情が曇っていたが、この日の会見は違った。「前回よりは確実に良かった。1週間の中での修正がしっかりできた」。まだ、頭部付近に抜ける球もあり、制球に苦労する場面もあったが、適度に荒れた分、ダイヤモンドバックス打線が踏み込めなかった面もあった。6イニングを89球、2安打無失点。この日も支配的な投球を見せて、規定投球回には1イニング足りないが、防御率は0.74と驚異的な数字となった。 試合後の監督会見では、早くもサイ・ヤング賞に関する話題が出た。あと1イニング投げれば、規定投球回に到達したが、大谷は6回を終えて降板。交代の決断についてロバーツ監督は「(続投は)考えたけど、7点差になった時点で7回まで行かせる必要があるのかと。シーズンはまだ長い。もちろん(サイ・ヤング賞のためにイニング数は)意識はする。でも、まずは試合をしっかり管理しないといけない」。大谷がシーズン最後まで完走するために、首脳陣も、タイトルと体調管理の間で毎試合、模索している。 サイ・ヤング賞の目下の最大のライバルは、歴代5位の50イニング3分の2連続無失点を記録したフィリーズのエース左腕サンチェスだ。昨季も、サイ・ヤング賞投票で2位。現時点で防御率は1.46で規定に達した投手でリーグ1位、イニング数もトップの86.1イニングだ。サイ・ヤング賞の投票権を持つ米記者の一人は、「現状なら、大谷に票を入れないだろうが、このまま大谷が支配的な投球を続けていけば、分からない」と語った。規定投球回をクリアし、今のような圧倒的な投球を続ければ、可能性は膨らむ。 打撃の方でも、6打席で3安打、2四球と5度も出塁。打率は開幕戦以来の3割を超え、リーグ9位に浮上。OPSは.941でリーグ3位だ。本人も「OPSが上がってきているのはいいこと。もう少し、長打率が高くなってくれれば、よりベスト」と手応えをつかんでいる リアル二刀流で、投打どちらも圧巻の輝きを見せた。試合後、相棒のスミス捕手は「本当に信じられない。彼は、この地球上に存在した中で最高の選手だと思う。毎日こうして彼がプレーして、競争している姿を見るのは楽しいよ。6イニング無失点で投げて、何度も出塁する。そんなこと、普通はできるものではない」と絶賛した。今年も、大谷は歴史的なシーズンを歩んでいる。(写真はAP)
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