人気給食レシピYouTuber、有料レシピを企業に“不正利用”裁判の内容を告白、発信内容に企業は「回答を控える」
3月、更新終了を発表していた料理系YouTubeチャンネル「あおいの給食室」が5月26日、動画を更新。レシピの不正流用を巡ってハーベスト株式会社を2024年1月に提訴していたことや、その詳細な経緯についてあおいの夫・脇森健太郎氏が自らの口で公表した。 ■【画像】給食YouTuberのレシピ“不正利用”が指摘されているレシピ比較画像 管理栄養士の「あおい」が運営する「あおいの給食室」は、あおいが10年間の保育園勤務経験をもとにした”子供が喜ぶ人気料理”を時短でつくるレシピ動画が子育て世代を中心に人気を集め、2020年6月に開始以来、登録者は39.4万人(6月2日現在)までに成長していた。 保育園への献立提供実績も数多かったが、今年3月5日の動画で脇森氏は、ある給食業者にレシピが流用されているという疑惑を告発。あおいが大きく精神的苦痛を受けたため、チャンネル更新を終了するとしていたが──。 「5月26日に更新された最新動画で脇森氏は、24年1月に給食業社のハーベスト社を提訴するまでのトラブルの経緯を時系列で事細かに説明。それによれば、あおい側は21年4月、ハーベスト社から保育園向けミールキットの業務提携を打診されたといいます。同社から提示された提案書には、有名企業A社とのコラボ企画であることが記されていたといい、あおい側はそれを決め手の一つとして、商標貸与とレシピ提供を開始。当初契約は1年間の予定だったところ、ハーベスト側の希望で7年契約に延長されたそうです。 ただし、その後、A社は全く関与していないことが判明したといいます。さらに23年には契約の一方的な解除通告があったほか、あおい側が契約解除に合意していないにも関わらず、ハーベスト社は『あおい-』と類似ブランド『はぴみる』の立ち上げ、さらには無断の顧客引き継ぎがあったとし、400件超ものレシピ流用が行われた疑惑があることを主張しました」(ウェブメディアライター)
■レシピ流用で訴えられたハーベスト社側の言い分は…
また動画では、脇森氏は訴訟でハーベスト社側が行なった主張も紹介していた。 あおいと業務提携の目的は「レシピや献立ではなく、動画などのマーケティングだった」とし、そもそも保育園向けミールキットのノウハウはすでに自社にあったと主張していると説明。2023年10月にハーベスト社から「あおいの給食室」のデータベースへ、月約500回のアクセスが記録されていたことについては、「自社レシピがあおいの給食室のレシピと同じにならないかチェックする目的」だったと説明しているということだった。 現在、あおいと脇森氏はともにうつ病を発症しているという。動画で脇森氏は、「絶対にこの訴訟を継続し、『知的財産保護について明確な判例を残す』と心に決め、歯を食いしばって訴訟を続けています」と続けた。 こうしたあおいの公表を、ハーベスト社はどう受け止めたのか。本サイトが話を聞いた。 担当者は「弊社の主張は裁判のなかで行う」と回答。 また、あおい側がYouTubeで発信を続けることに関しては「回答を差し控える」とした。
ピンズバNEWS編集部