Windows 11搭載の新しいパソコンを購入した人にとって、不要になったWindows 10搭載の古いパソコンの扱いは悩みの種だ。

 この10月に10のサポートが終了すれば、セキュリティ対策の更新ファイルの提供が打ち切られ、不正プログラムによる感染リスクが増大する。ネットに接続してそのまま使い続けるのはとても危険だ(図1)。

図1 サポート終了後もWindows 10を使い続けると、セキュリティ上の脆弱性が放置され外部から攻撃を受けやすい。そこで、自己責任だが外部との接点を絶って特定目的の専用機として生かす手を考えよう
図1 サポート終了後もWindows 10を使い続けると、セキュリティ上の脆弱性が放置され外部から攻撃を受けやすい。そこで、自己責任だが外部との接点を絶って特定目的の専用機として生かす手を考えよう

 「もはや廃棄処分にする以外に選択肢はないのか」。そう考える人もいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。パソコンはCPUやメモリーなど高度な電子部品の集合体。捨ててしまうのはもったいない。ここは発想を転換し、パソコンとは別の専用機として生かす道を考えてみよう。

サポート期間内に準備を済ます 周辺機器やアプリも事前に用意

 ネットにつなげたまま使うのが危険なら、ネットとの接続を絶ち、ワープロやDVD再生の専用機として使ってみてはどうだろう(図2)。外部との接点を極力なくすことで10の継続利用も可能となる(自己責任となる点は注意)。

図2 ネットに接続できなくても文書作成を目的としたワープロ専用機や、光学ドライブ搭載なら映画鑑賞専用機などとして活用することは十分に可能だ
図2 ネットに接続できなくても文書作成を目的としたワープロ専用機や、光学ドライブ搭載なら映画鑑賞専用機などとして活用することは十分に可能だ

 準備に入る前に、専用機として使うためのポイントを押さえておこう。

 まず、外部とのデータのやり取りは必要最低限にする。USBメモリーやSDカードを使うときは、データの流れが「外から内へ」の一方通行になるように心がける。

 データを持ち込むだけなら、たとえ不正プログラムに感染していても被害は10パソコンだけで済む。不用意に10パソコンから外部にファイルを持ち出すと、万一の場合にほかのパソコンを危険にさらす恐れがある。そこで、簡単な文章ならQRコードで符号化し、外部でテキストに復号すれば感染リスクはない(図3)。

図3 専用機として使う場合もパソコン内のデータは外部に持ち出さない。万が一、10パソコンが不正プログラムに感染しても、被害はそこだけで済む。簡単な文章ならQRコードに変換して外部に持ち出す手もある
図3 専用機として使う場合もパソコン内のデータは外部に持ち出さない。万が一、10パソコンが不正プログラムに感染しても、被害はそこだけで済む。簡単な文章ならQRコードに変換して外部に持ち出す手もある

次のページ

ネットとの接続を絶つ際には、以下の準備をしておこ...

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます