山に住まうということ
私たちは、山に住んでいます。
正確には二拠点生活なのですが、
街のシェディングに辟易して、
山にいる期間の方が圧倒的に長いです。
今回、山暮らしのメリットとデメリットを、
リアルな経験で書いてみようと思います。
どなたかの参考になれば。
(どうせまた長くなりますので、暇な時にでも‥‥汗)
メリットの結論から言うと、
空気が美味しくて、水が美味しくて、感動がいっぱいで、
サバイバルのように知恵がついていき、
ちょっと事件を楽しめるのが山暮らしの良さです。
山に住んで大変なこと
・お金がかかる
ズバリ、お金がかかります。
何にも贅沢はしていませんが、かかるのです。。
まず、ガス代が高い。
知らなかったのですが、
ガス会社というのは、何かあった場合に備えて半径何キロ以内の会社しか契約できないなどの決まりがあるそうです。
相見積もりどころか選択肢がありません。
選択肢が無いことをガス会社さんも分かっておられるので、高い設定です。
街の家の2倍の金額です。
びっくりです。
冬場は薪ストーブの熱を使った料理が多くなります。
ちなみに電気代も倍かかります。
理由は、後述します。
・虫が多い
山ですから、当然です。
色々とすごいです。
カワゲラなんて虫を山に来て初めて知りました。
カメムシがいるのでサシガメもきます。
山の虫はデカい。
とにかく、いちいち巨大です。
家の中に入ってくる1.5cmの蟻(ムネアカ大アリ)をカップで塞いで紙を挟んでは表に出す。
大雨の前は、特に家の中にたくさん虫が入ってきます。
ある意味、虫の動きから天候を察することができます。
シェディングから逃げている身としては、
殺虫系を使う気には到底なれず、
日々捕まえては出すの繰り返しです笑
当然エンドレスです笑
夏はクワガタやカブトムシも毎日たくさん網戸に張り付いてます。
ホタルも家に入ってきて光っています。
ホタルが舞う光を見ながら眠りにつけるのは、何とも幸せな心地です。
ホタルはきれいだから生かして、
蟻やカメムシは気持ち悪いから殺していいという道理はなく。
虫取りカップと虫取り網は、
常に手の届く場所に置いてあります。
街の家では室内に虫が1匹いるだけで「あれ?虫がいるね、どこから入ったんだろう?」となりますが、
山の家では「今日、虫が少なくない?おかしいね」と、みんな妙な警戒心を発動させます。(鼠のいない船状態、笑)
そのくらい、あちこちに虫がいて当たり前の生活です。
ちなみに、山を歩くと「ヒル」もいます。
山ビルです。
小さいですが、吸血されていることに気づくとギョッとします。
ヒルに吸血されても基本的に痛くなく、痒みも殆どありません。
長靴の上部分に塩水に浸して絞った布をバンドのように巻いておくと、
ヒルはそこから先へは来れずに落ちます。(死にはしません)ナメクジのように塩分が苦手です。
微量の二酸化炭素をキャッチして、小さいヒルが長靴目指して尺取り虫のようにくる姿は、
あまりお目にかかれない姿なので、とても興味深いです。
また、鹿などの野生動物がいるので、
当然、マダニもいます。
マダニは、ハーブの虫除けを靴やズボンにスプレーしておけば大丈夫です。
オレガノオイルを垂らしたスプレーで、
マダニも寄って来ません。
念のために「ダニピック」なるダニを上手に取れるピンセットも常備してあります。
基本的に、鹿や猪がいるような山ではマダニはいます。
虫を見て「気持ち悪いけど、この子も懸命に生きているんだなぁ」と思えるようになれば、山で暮らせると思います。
・熊がいる
以前の記事にも書きましたが、ツキノワグマがいます。
かなり近くです。
最近のクマの異常さはワク臭やイノシシ用ワクが原因では?と思っていますが、
何はともあれ、クマの棲む山に好き好んで住まわせてもらっている時点で、クマへの警戒は欠かせません。
何かあっても自業自得としか言いようがありません。
玄関扉を開ける前に、室内で大音量のラッパや笛を鳴らす、ドア扉の隙間から、まず爆竹を外へ投げる。
それから外へ出ます。(いきなりの鉢合わせが1番マズいので。これから出ますよ!の合図です)
周囲をよく観察する、木の上もよく観察します。
特に朝と夕方は外へは出ません。
大量の薪運びや外での修繕など、
時間がかかる作業の時や、
何となく今日は怪しいなという時は、
窓を開けてテレビを大音量でつけて、
大きな声で話しながら笛を吹きながらと賑やか過ぎる作業をします。これは必須です。
結構、地味に面倒ですが、致し方ありません。
犬の散歩など、車で山を少し下りたらどうかと思いましたが、少し山を下りるとワク臭が酷いので、
「里の方が(クマの面でも)危険」と判断。
やはり里全体を覆うあのニオイは、熟れた果実以上に熊を呼び寄せているだろうと思っています。
ワク臭がしない広い場所で思い切り走り回らせてあげたいものです。
・カビとの闘い
これは山あるあるですが、
毎日住んでいてもカビとの闘いです。
除湿機は365日24時間連続排水で運転させています。
夏場に湿度100%になった時は、
ここは水中なのか?と目が点になりました。笑
除湿機を導入する前に、2週間ほど街の家に戻り、
山へ戻ったら天井が一面緑になっていた事があり‥‥(青カビですね)
夜遅くに山へ到着したので、
そこから朝までエタノールで全ての壁や天井、室内の至る所を全て拭いてカビを除去してオゾンと換気という腰が砕けるほど大変な事がありました。
キッチンの箸立てにさしてあった菜箸は、
緑色の綿飴状態でホコホコにカビが繁殖。
戸棚の引き出しの中も酷い有様。
黒カビではないだけ良かったですが、
はっきり言って、シェディングで死ぬ前にカビで体をやられます。
何から何まで全てを洗って次亜塩素酸のバケツに浸して洗い直す。
特に最初の年は、山の湿度を舐めてました。
カビのために捨てた物は数知れず。
水とりぞ⚪︎さん等、1週間経たずに満水になるので、
ほぼ無意味です。笑
この家を内見した時は、真冬でカビ臭さが殆ど無かったのですが、やはり山の湿度。
夏場はカビが出る。半端なく。
押し入れにスノコを置いた上に物を置くも、
直おきと変わらないカビが出ます。
ペニシリンが作れそうです。
壁や天井が木材羽目のままだから、エタノールで拭き取れますが、壁紙があったら剥がれてカビてエラいことになっていただろうと思います。
現在は天井や壁にカビは生えません。
自作した液体塗布で、何十年もカビとサヨナラできるので、手間はかかりましたが、体にも優しく本当にやってよかったです。
また、布団乾燥機は必須です。
外に干してもカラッとはなりません。
お布団はカラッとしていないと眠れない方なので、
春夏は毎晩軽く布団乾燥機をかけます。(また電気代が。。)
・ネズミ
山の家を内見した時から、ここはネズミが出るのだなとわかりました。
前のオーナーが仕掛けたままの10年前のネズミ粘着シートに30匹くらい小鼠(ハツカネズミ)の骸骨があったからです。
押し入れの奥の穴に金タワシが突っ込んでもありました。
それらを承知の上で決めました。
そのため、この家を購入してから、まずやったことはネズミ対策。
隙間という隙間に金網を詰めてコーキング。
排水管周りや壁の隙間なども念入りに。
その甲斐あって、ネズミは一切出ませんでした。
出ませんでした、、昨年までは。。
昨年、2.3週間、街へ行って山へ戻ったら‥‥
食器棚の中、備蓄物の中が齧られまくり‥‥(もう、思い出したくもない涙)
あちこち糞だらけ。浴室の石鹸もガリガリ、カーペットの上も糞だらけ、クッションの上では散々遊んだような足跡や爪跡が無数に‥‥。
よく観察すると、食料のない部屋のクッションや座椅子など、登ったり滑ったりの跡が無数にありました。
まるで滑り台で遊んだ跡のよう。
どうやらネズミは遊ぶようです。
(そう思うとちょっとだけ可愛い)
この時、食材だけでもどれだけ破棄になったか。
ネズミって、1つの物だけを食べないで、あちこち少しずつ齧って食べ歩くのです。
品質の高い黒糖なんて、全ての袋を齧って少しずつ食べてあり(せめて一袋を全部食べてお終いにしてくれ‥‥)
ひよこまめ、本葛、昆布、荒削り出汁、干し椎茸、小豆‥‥破棄は数え切れない。涙
とにかく好き放題の狼藉三昧。
ネズミの宴会です。
食料棚の扉が少し空いていたんですね。ほんの数ミリ。
室内へはどこから入ってきたのか?
そして‥‥その時から、今現在もネズミと闘っています。
2.3日留守にしただけで、部屋にネズミの痕跡が。
ネズミが嫌がる超音波の機械も仕掛けてみましたが、
機械の真横にフンがある始末。
先日、逃げ遅れて隠れていたネズミを発見し、
娘たちが大騒ぎで追い詰めて、外へ放しました。
デカいクマネズミでした。
追い詰められたネズミもさぞ怖かったことでしょう‥‥
それにしても娘たちが逞しすぎてびっくり。。
カワゲラ(虫)に怯えて涙目になっていた娘たちはどこへ行ったのか?笑
山に住むようになって、娘たちは確実に精神が逞しくなりました。
私は今までネズミが家にいるという経験が無かったため、最初は少しノイローゼ気味。
蛾が飛んでいる影でもネズミの影かと思い「ヒィッ」となる始末で、
もはや私は、ネズミに関して「役に立たない人」認定されています。
その分、娘2人はどんどん逞しく。
おとなしい娘たちで、どちらかと言えば繊細なタイプの2人なのですが‥‥
今や、カタカタっと微かな音がするだけで、
2人してダダっと虫取り編みを掴み、
音のする方へ臨戦体勢ですっ飛んで行きます。
彼女たちは猫なのか??(いや、褒めてます)
もちろん、役立たずの私もあらゆる忌避剤を試し、
壁の隙間に更なる対策をしたりと、これまたネズミ対策だけでもお金が飛んで行きます。
(殺す気はないので、ひたすら忌避するように)
ネズミが出ると、また室内中を消毒して洗濯してとこれまた本当にうんざりするほど大変です。
大型犬がいるのに、なぜネズミは平気なのだ?と不思議でしたが、
洗濯機の下に犬の毛をたくさん集めて巣が作ってあるのを発見した時「あぁ、これじゃ怖がるはずもないな」と納得しました。
犬が歩き回っていても「私たちのお布団が歩いてる〜」ぐらいの感覚なのかも知れません。泣
今は、屋外が凍えるほど寒いので、
ネズミも温かい場所に入りたくて必死です。
換気扇の蓋を持ち上げて入ってこようとします。
外、寒いもんね。わかるよ気持ちは。
でも、勘弁してくれ。。
・ヘビ
ネズミがいる所には蛇がいます。
リアルな食物連鎖です。
そもそも山ですから当然です。
ちなみに蛇も心底苦手です。
この家の敷地内には小川が流れていて、イワナが棲んでいます。
我が家の排水がそのまま流れる場所にイワナが棲んでいるのは、何とも嬉しいものです。
とても嬉しい環境ですが、水がある土地には当然ヘビが沢山いるのです。
ヘビがいることも、この家の内見の時に分かっていました。
ウッドデッキに幾つもマムシの抜け殻が絡んでいたので。。(マムシは頭が三角なんです)
私たち家族は、蛇に耐性がありません。
蛇に遭うなんて、スネークセンターぐらいしか経験がなく、とにかくヘビ、特にマムシが超絶に怖い。
引っ越す前から、蛇についてどれだけ調べたことか。。
夢でうなされるほど、蛇について調べました。
蛇の忌避剤は犬に良くない物も多く、木酢液もここのヘビには効きません。
(前の山のオーナーが山の奥で木酢液を醸造していて、未だに山の中に木酢液の匂いがするのです)
木酢液や薪ストーブの煙が漂う環境の中で生きる生き物には、その手の物は通用しません。
犬に害が少ないであろう忌避剤を春先に家の周囲に撒き、
あとは、大変に非科学的ながら
「あなた達を決して虐めないので、お願いだから近くには来ないでくださいね」と毎日のように外の見えない蛇に向かって手を合わせるように頼みました。
バカみたいですが、人は困ると祈るものです。
蛇あたりには、祈る声が通じそうな気がしないでもなく。泣
手を合わせた甲斐があったのか?笑
あんなに抜け殻が沢山あったマムシには未だ遭遇していません。
道路にミミズがいると思ったらヤマカガシの子蛇だったことと、今年の夏に小さなアオダイショウがポンプ小屋の脇にいた2回だけです。
山奥にしては驚異的に少ない回数しか出会っていません。
一度、轢かれてペチャンコになった蛇のご遺体が山道にあり、うわぁぁ‥‥と避ける私を尻目に「可哀想だから、脇に退かしてあげよう」と下の娘が言い、
そこらの木の枝を使ってペチャンコの蛇を剥がして林の中へ入れていました。
娘曰く「蛇は臆病で隠れる生き物なのに、死体をここに晒しておくのは偲びない」と。
子どもなのに、蛇の気持ちを汲めるなんて優しいなぁなんて親バカな事を思いつつ、
ヘビから漂うゴマ油に似たニオイに涙目になりました。
ポンプ小屋の脇にいた小さなアオダイショウも娘が見つけて教えてくれました。
ヒィーーー!となったのですが、恐る恐る見てみると‥‥アオダイショウは噂通り大人しく、
まるで「私はいません‥‥気のせいですよ‥‥」とでも言うように、そーっとそーっと静かに隠れていきました。
何とも奥ゆかしくてかわいいなぁと意外でした。
でも、マムシは怖い。
あの模様からして本能的に心がゾワゾワしてきます。
散歩の時は杖必須です。
マムシは、先頭から二人目に噛み付くと聞きました。
嘘か本当かわかりませんが、
先頭の人にびっくりして、次の人に噛み付く傾向にあるらしく、しかも1mは飛んでくると。
木の上からも降ってくるらしい。(涙目)
頭を斬っても、筋肉反射で頭だけで噛み付いてくるのは有名です。
アオダイショウ・ヤマカガシ=おとなしい(ヤマカガシは猛毒ありますが)
マムシ=攻撃的 という括りです。
蛇は振動をキャッチして逃げるので、散歩する時や庭に出る時は、杖(棒)をガサガサさせて散歩します。
どうかこれからも鉢合わせしませんように。
・雨の森
ここの山だけなのかも知れませんが、よく雨が降ります。
梅雨時は当たり前ではありますが、ほぼ雨が降らない日がありません。
里では晴れているのに、ここは土砂降りということも多いです。
娘も私も雨の匂いや濡れた土や落ち葉の匂いがとても好きで落ち着くのですが、
バケツをひっくり返したような豪雨が連日続くと、さすがに土砂災害を心配します。
広葉樹の山なので、根は地盤にしっかり張っているはずとは思いつつ、打ちつける雨で室内の会話が困難なほどの豪雨が連日続くと、
梅雨だねぇ‥‥なんて呑気なことも言っていられなくなります。
土砂降り以外の雨は、穏やかで、特に夜の雨音はとても穏やかで落ち着きます。
・雪かき
雪国ではありませんが、雪はよく降ります。
一晩で60センチくらいの積雪も複数回あります。
ドカ雪が降ると何週間か身動きがつかなくなります。
そんな中でも、宅配の方は来てくださるし、郵便局さんも来てくれる。
本当にありがたい限りで、こんな山奥まで申し訳ないと頭が下がります。
基本的に置き配指定しているのですが、風で飛ばないように重石を置いておいてくれたりと、その気遣いにも心から感謝です。
人は1人では生きていけません。
生産者は元より、物流の方々あっての山暮らしなので、本当に感謝です。
私道が結構長いので、なるべく配達の方が近くまで車で入れるように、半日かけてみんなで雪かき。
腰が死にます。。。
毎日降るわけではないので、雪かき機を購入するほどでもないのですが、なかなか大変です。
昨年は、知らない方が玄関前まで除雪に来てくれました。
どうやら薪でお世話になってる社長さんに言われたらしく、有難い限りでした。
(とは言え、実際は誰に頼まれたのか不明なままです。娘が聞こうと思ったら除雪しながら帰ってしまったそう)
田舎は人間関係が大変だと聞きますが、
この別荘地は自治会もなく、濃い付き合いも無いのに、
数ヶ月に1回ほどしか会わないような方々でも、なんとも温かいです。
逆に濃い付き合いが無い方が、人は優しいのかも知れません。
変わった方はいますが、我が家も充分に変わっているので気にもなりません。笑
・薪の問題
我が家は幸運にも、山で知り合った方が造園土木の社長さんで、破格で薪を譲ってくれます。
本当に助かっています。
薪ストーブの燃費を考えると、通常価格で薪を買っていたら真冬は月に5.6万はザラにかかるのではないでしょうか?(うちのストーブの場合です)
薪ストーブをJØTUL F3からF600に買い替えたのですが、暖かな巨人と呼ばれるだけあって、とても暖かい分、炉も大きいので燃費はかかります。
本当はイエルカストーブが欲しかったのですが、
予約待ちとのことで、泣く泣く断念。。
いつかは、針葉樹もOKのイエルカの薪ストーブを導入したいと思っています。
灯油ストーブを使っている方も多いようですが、
どちらにしても、冬の寒さが厳しい分、燃料代はかなりかかると思います。
・凍結
11月中旬を過ぎると、夜間は水を流しっぱなしにします。
電熱線を回していても冬の夜間は凍るので
夜や冷え込む日は水を出したままにします。(1番確実)
ただ、湧き水は無料ですが、ポンプは動きっぱなしになりますから、これが除湿機に次いで、ずーっと電気代がかかる元でもあります。
また、娘の持病のため、冬場はお風呂のお湯を電熱で保温して、いつでもお風呂に入れるようにしてあるので、やはり電気代はかかります。
冬に誤って水を止めてしまい、凍結して水が出なくなったことがありますが、
お風呂で保温してあるお湯をバケツリレーで外へ運んで解凍して助かったことが何度もありました。
・揺れる
これは、1番懸念している点です。
水場が近い地域は、地震の時に同じ震度でも揺れが強いのです。
ここは震度1でも震度3ぐらいの揺れになります。
雨の森と言いましたが、土砂降り続きの時に地震が来ると、半端じゃなく怖いです。
街でも山でも、非常セットは常に用意していますが、
山では、恐らく非常セットを運び出す間もないのではないかと思います。
先日も震度2の地震がありましたが、ここでは震度4強の体感です。
すぐに娘たちと外へ飛び出して車に乗り込みます。
娘たちはそれぞれ犬をしっかり連れて、私のバッグまで持って飛び出していましたが、
私は片手に石鹸を持って飛び出していました。
手を洗っている時に地震が来たので、そのまま握りしめて出てきたようです。。(ちなみに東日本大震災の時は、気づくと枕を持って外にいました。謎です)
私は、どうにも瞬発力に欠ける鈍臭い人間なので、あわあわしていて本当に役立たずです。
娘たちは私を反面教師にして逞しく育っているので、
まぁ良しとしますが、
家庭内でも避難訓練は必要だなぁとひしひしと感じています。(訓練が必要なのは私だけですが‥‥)
・二拠点は全て「倍」かかる
二拠点生活だけの話になります。
家庭用品全般、街の分と山の分が必要になります。
二拠点生活当初は、鍋や日用品も街から持っていき、
持ち帰るということをしていましたが、疲れるのなんの。
毎回引越し並の労力になります。
毎週末、引越しのような生活に、これは無理だと断念。少しずつ別々に用意。
我が家はごく普通の会社員家庭なので、なかなか大変です。
別々でなく持ち運ぶのは各自のノートPCぐらいです(PCモニターは山にも街にも常設)
ただ、街の夏は各部屋クーラー必須ですが、
山ではエアコン要らず(暑い日もあるけど扇風機で過ごせる)など、
街と山の両方で光熱費が高いということは避けられます。
・人間関係
人間関係は、恐らくですが‥‥街と逆のような。
自分自身は、あまり人間関係のストレスがなかったので、聞くかぎりのイメージになりますが、
街でよく聞くのは「最初は愛想いい→次第にマウント取ってくる」のパターンが多い気がします。
山で感じるのは「最初はマウント取りがち→蓋を開ければめちゃくちゃいい人」という感じです。
初対面の時は、なんか嫌な感じだなぁと思っても、
それは田舎の人の特有さ(保守的)なのかもしれません。
蓋を開ければ、本当にみんないい人です。
家に上がり込んでくる人もいなければ、
年中会うような濃い〜付き合いもありません。
完全移住していないので、地域の集まりなどに呼ばれることもありません。
書いていたらキリがないので省きますが、
みんな温かくて、気持ちのいい方ばかりです。
ちなみに、もしも地域の集まりがあったとしたら‥‥
シェは大変だけどマスクでガードして参加します。
やはり、その地に住まう礼儀だと思うので。
深入りはしないけれど、やるべき事はやるだろうなと思います。
よく、移住してきて、神社掃除や行事も手伝わない方がいると聞きますが、それはそれで本人の自由だと思います。
その代わり、例え災害があっても近隣に助けを求めないくらいのポリシーを持った上での自由だと思います。
山に住むというと、対象が「山」だけだと思われがちですが、地域に住む方も含んでの「縁」だと私は思っています。
知らない土地で、しかも山。
地域の人の情報や声がけ無しに住むのは厳しいです。
実際、感謝することばかりです。
縁あって住まう地域、山の大地も人も、丸ごと好きになれたら幸せです。
山で暮らすということ
読み直してみたら、
書いた自分でさえ、山暮らしが面倒すぎて大変だなぁ〜と思いました。笑
でも、窓を開けて深呼吸できる生活を我が家は選択しました。
ニオイに顔をしかめることがない生活は幸せです。
ろくにニュースも見ないので、周りからは浮世離れしているように見えるかもしれません。
本当に、穏やかに日々を過ごしていますが、
山には山の法。
山に住むリスクを常に持って、慣れさせないようにしています。
虫が苦手だった娘が、カマドウマを手でそっと包んで、ポイっと外へ放り出すようになったのを見て、
順応性の早さに感嘆してしまいます。
山に順応するまで、それらが苦手な人なら2年はかかると思います。
でも、それぞれ何てことないんです。
何か問題が発生すれば、都度どうしたものかと考える。
ちょっとした事件は面白いのです。
先日、娘たちの幼い頃を懐かしんで、
「ムーミン」を見ました。
探したらYouTubeに全話あり、懐かしく見ていたら、、何か、我が家とどことなく似てる。
(それでカバー写真をムーミンに寄せました)
平和なのに、ちょいちょい事件があって、
でも、丸く解決する。
気味の悪い事があったり(ヌエ(鵺)が夜中に鳴いていたり、外に何かの気配があって娘と棍棒を構えてみたり笑)
木苺ジュースは無いけど、梅ジュースを娘たちが小躍りして喜ぶ平和さ。
ネズミも事件でした笑
網を振り回して大騒ぎした時間も、今思うと、楽しんでいた時間の括りに入ります。
嫌なんだけど、怖いのだけど、その時は真剣なんだけど、後で思い出してクスクス笑っちゃうことばかりです笑
カビで緑色の天井になっていたことも、
腰が抜けるほど大変だったことも、
変な鳴き声が小熊の声だとわかった時も、
夜中にブランコが軋む音がした時も(ヌエの声)
その時の自分たちの言動や表情を思い返すと、
やっぱり面白い。
そんな日常のスパイスが効いているのが、
山の暮らしと言えます。
もちろん、「ちょっとした事件」にとどまるよう気を配る必要はあります。(熊に最大限の注意を払う、地震に備えるなど)
火を眺めて、ゆっくり語らう時間も、
毎晩お風呂の灯りを消して、開けた窓から星空を眺められるのも、山暮らしだからできること。
あまりに原始的な生活は、私たちには無理なのですが、
そこそこ文化的に、山の暮らしを満喫することはできます。
こんな話がどなたかのお役に立つかは分かりませんが、
もし、リアルに山暮らしをしたい方がおられれば
事前知識?になるかも知れません。
(そんな人いるかなぁ?)


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