【6.28杉並区長選】杉並区は変わったのか? 区長が変わって4年。あなたはその変化を知っていますか?
杉並区長選挙が近づいています。
「どうせ変わらない」「誰がやっても同じ」——そう思っている人に、少し立ち止まって考えてほしいことがあります。
2022年、杉並区では区長が交代しました。12年続いた田中良区政から、岸本聡子区政へ。あれから約4年。区政は実際に何が変わり、何が変わっていないのか。今回の選挙の前に、事実ベースで整理してみます。
給食費、あなたの家庭はいくら払っていましたか?
まず、身近な話から始めましょう。
田中区政の末期、2021年度にはコロナ禍を理由に中学校修学旅行費補助金が廃止され、翌2022年度には物価高騰を理由に給食費が値上げされました。家庭の負担は静かに、しかし確実に増えていきました。
岸本区政になって何が変わったか。2023年度、学校給食費の無償化がスタートしました。しかも2024年度には、国・私立に通う子どもや不登校の子どもにも対象を拡大。給食費相当分を各家庭に支給する形で実現されています。
試算によれば、小学校から中学校の9年間で、一人あたり約62万円の負担軽減になるといいます。
「ピンとこない」という方は、こう考えてみてください。年6〜7万円の負担減。毎年です。子どもが2人いれば、年間12〜14万円が手元に残る計算になります。
これは、政策が変われば暮らしが変わるという、とても具体的な例です。
「家賃補助?うちの区にはない」——そう思っていた人へ
住居費の問題も見逃せません。
2022年当時、東京23区のうち19区がすでに家賃助成を実施していました。それでも田中区政は、繰り返しの提案にも耳を貸さず、杉並区は後れを取り続けていました。
岸本区政になって、2025年度からひとり親・多子世帯への家賃助成と、住宅確保が困難な方への転居費用助成がスタートしました。
なぜ長年できなかったことが、区長が替わったとたんに動き出したのか。これは「タイミング」の問題ではなく、「意思」の問題だったということではないでしょうか。
「検討します」で終わらせない、ということ
補聴器の話をしましょう。
加齢性難聴は、放置すると認知症リスクを高めることが医学的に指摘されています。しかし補聴器は高額で、保険も効かない。23区のうち半数以上の自治体が購入費助成を進めていた2021年当時、田中区政は「検討します」と言いながら何も動きませんでした。
岸本区政で、補聴器購入費の助成がついに実現しました。2026年度にはさらに助成額が拡充されます。
「検討します」という言葉が政治の場でいかに使われてきたか——この一件は、それを象徴しているように思います。
気候変動対策:数字が語る「本気度」の差
未来を生きるすべての人にとって、環境政策の話も重要です。
田中区政が2018年に策定した温暖化対策実行計画。その数値目標は、なんと計画を作る前の2015年にすでに達成されていたことが後に判明しました。つまり最初から「達成できる目標」を掲げていただけ、とも言えます。
岸本区政での変化は数字で見てとれます。2020年度と2024年度を比較すると——
再エネ省エネ関連の主要予算:最大12倍
太陽光発電システムの助成件数:5.4倍
蓄電池システムの助成件数:5.3倍
「絵に描いた餅」から「実際に動く政策」へ。数字はそう示しています。
「区民の声は聞こえていますか?」という問い
区政における民主主義の問題も、直視する必要があります。
前・田中区政では、パブリックコメントについてこう言いました——「意見を言わない人は、施策への同意がある」と。この論法で、学校統廃合や児童館・ゆうゆう館の廃止などが次々と進められていきました。
岸本区政では、「区民と区長の対話集会」「気候区民会議」などを積極的に開催。2024年の1年間だけで130回以上の対話の場が設けられ、延べ5,000人以上の区民が参加しています。
もちろん、「対話の回数が多ければ良い区政」とは言い切れません。対話の中身や、それが実際の政策にどう反映されているかも問われます。ただ、「声を聴く姿勢があるかどうか」は、区政の方向性を大きく左右する基本的な問題です。
税金とゴルフと、専属運転手の過労
最後に、少し耳の痛い話をします。
前・田中区政では、区長が毎年、区内経済団体の幹部会(群馬県のゴルフ場で開催)に税金で出張し、宿泊・宴会・ゴルフコンペに参加していたことが明らかになっています。コロナ緊急事態宣言下でも、県境を越えてゴルフ場に向かったことが報道されました。
さらに、区長専用車の専属運転手の時間外労働は、月によっては180〜222時間に達していたといいます。過労死ラインをはるかに超える水準です。
岸本区政では、区長専用車を廃止。岸本区長は自転車か公共交通機関で登庁し、移動が必要な場合は職員と共用の公用車を使います。その結果、運転手の100時間超の残業はゼロになりました。また利害関係者とのゴルフや麻雀を、服務規程で明確に禁止しています。
これは「美談」ではなく、「当たり前のこと」です。ただ、それが「当たり前」になったということ自体が、変化の証左でもあります。
「変わる」ということの意味
この記事で取り上げた情報は、日本共産党杉並区議団のニュース(2025年11月号)を主な出典としています。つまり、岸本区政を支持・評価する立場からの発信であり、当然ながらすべてがニュートラルな情報とは言えません。
それでも私がこの記事を書いたのは、「事実として何が変わったか」を知ってほしいからです。給食費の無償化は事実です。家賃助成のスタートは事実です。補聴器助成の実現も、運転手の残業がゼロになったことも、事実です。
区長が替わって、確かに変化はありました。あとはあなたが、その変化をどう評価するか——それが選挙です。
杉並区長選挙、あなたはどう判断しますか?
区政の詳細な情報は、杉並区の公式サイトや各候補者の政策をぜひ直接ご確認ください。
この記事は、日本共産党杉並区議団ニュースNo.444(2025年11月号)をもとにAIの解析も加えながら作成しました。


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