自分の弱さを認めるのが怖い人が手放すべき思い込みとは?
どーも、西村です。
かたくなに、自分の弱さを隠してしまう人がいます。
あなたも、もしかすると、そういう一面を持っていないでしょうか。
「できない」と言いたくない。
「助けて」と言いたくない。
「怖い」と思っている自分を、誰にも見られたくない。
それなのに、心のどこかで苦しくなる。
それでも、「こんなことくらいでしんどいと思う自分が、情けない」と思い、また自分を責めてしまう。
そして、ますます弱さを見せられなくなってしまう。
結論から言ってしまえば、「弱さを認められない人」は、必ずどこかのタイミングで自分自身に裏切られることになります。
逆に言えば、「弱さを認められるようになった人」から順に、人生が変わっていくのです。
それはなぜなのか。
そして、自分の弱さを認めるには、どんな思い込みを手放す必要があるのか。
今回はそんなお話を、ひとつしてみたいと思います。
私が出会ったある女性の話をします。
その人は、キャリアもあり、人当たりもよく、誰から見ても「しっかり者」でした。
仕事もちゃんとこなし、家事も抜け目なく、ミスもほとんどしない。
職場でも家庭でも、「頼れる人」「強い人」というイメージを持たれていました。
でも、彼女はある日、こうこぼしたのです。
「最近、誰とも深く関われない感じがして…しんどいです」
と。
つづけて、彼女は言います。
「『自分はちゃんとしなきゃ』という思いが強すぎて、誰かの前で崩れることができない。でも、ずっとこのまま“ちゃんとした人”を続けていたら、私は誰とも本音で関われなくなる気がして…」
と。
それを聞いたとき、私は「ああ、この人は、自分の弱さを認めることがずっと怖かったんだな」と思いました。
彼女に限らず、自分の弱さを認められない人には、共通するある思い込みがあります。
それは、「強い自分だけが受け入れられる」という思い込みです。
もっと言えば、
「弱さを見せたら、人に嫌われる」
「情けないところを見せたら、がっかりされる」
「頼ったら、面倒くさいと思われる」
そう思ってしまうのです。
だから、「ちゃんとした自分」だけを差し出し、「できる自分」だけを相手に見せようとする。
でもそれは、「自分で自分に条件をつけている」ということでもあります。
つまり、
「私は、弱さを見せてはいけない」
「私は、いつもできる自分でいなければいけない」
そんなふうに、自分に条件を課してしまっているのです。
しかし、よく考えてみてください。
私たちは、そんな“完璧な人”と一緒にいて、心から安心できるでしょうか?
どこかで「この人には弱音を吐けない」と感じて、壁をつくってしまうのではないでしょうか。
実は、自分の弱さを認められる人ほど、人に信頼されるものです。
弱音を吐ける人には、安心感がある。
「この人は、ちゃんと本音を話してくれる」という安心感。
それは、相手にとっても「自分も話していいんだ」と思えるきっかけになります。
逆に、自分の弱さを認められない人は、周囲に“ピリつき”を生んでしまいます。
それが無意識の圧力となり、人との間に距離が生まれてしまうのです。
自分を守るために、強くあろうとしたはずなのに、その強さが、逆に自分を孤立させてしまう。
これは、とても皮肉なことです。
もうひとつ、心理学的に言うと、「弱さを認められない状態」は、自分の“内的資源”を狭めてしまう傾向があります。
人間の脳は、「防衛モード」になっているとき、創造性や柔軟性が大きく下がります。
つまり、
「弱さを見せないようにしなきゃ」
「失敗しないようにしなきゃ」
と、自分を守ることにエネルギーを使いすぎると、他の能力が使えなくなるのです。
そうなると、視野が狭くなり、他人のアドバイスも素直に受け取れなくなり、何か新しいことに挑戦する力も出てこなくなってしまう。
これは、表面的には「しっかり者」に見えるかもしれません。
でも、内側では確実に“自由さ”を失っている状態です。
では、どうすれば、自分の弱さを認められるようになるのでしょうか。
その第一歩は、
「弱さは、愛されるための障害ではない」
という考えを持つことです。
むしろ、弱さは“つながりの入口”なのです。
誰だって、強いところよりも、ちょっとした弱さや不器用さに、人間らしさを感じるものです。
完璧なプレゼンよりも、ちょっと噛んでしまったときの照れ笑いに、私たちは親しみを感じたりします。
完璧なSNSの写真よりも、「うまく撮れなかったけど…」と投稿されたピンボケの写真に、どこかホッとしたりします。
人と人が深くつながるのは、「うまくやれた部分」ではなく、「うまくできなかった部分」の共有だったりするのです。
そして、もうひとつ。
「弱さを認めること=負けることではない」
という視点も、大切です。
弱さを認めることは、勇気がいることです。
だからこそ、それができる人は「強さを持っている人」なのです。
むしろ、本当に弱い人とは、「弱さを認められない人」なのかもしれません。
自分の弱さと向き合うというのは、傷口に塩を塗るような痛みを伴うこともあります。
でも、見ないふりを続けるほうが、あとあともっと深い孤独や虚しさに襲われてしまいます。
だからこそ、早い段階で「自分の弱さに、ちゃんと目を向ける」ことが、
人生を軽やかにしていく鍵になるのです。
もし今、あなたが「自分の弱さを認めるのが怖い」と感じているなら、それはあなたの心が、ずっと頑張ってきた証です。
「認めたら崩れてしまいそう」
「認めたら、何かが壊れてしまいそう」
そんな怖さを抱えて生きてきたこと。
それ自体が、あなたの健気な強さだったのかもしれません。
でも、もう大丈夫です。
あなたの弱さを、ちゃんと認めてくれる人は必ずいます。
まずは、自分自身が、自分の弱さに「おかえり」と言ってあげてください。
その瞬間から、人生は少しずつ、やわらかく変わっていくはずです。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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