代打逆転満塁弾の巨人・丸佳浩、「長嶋さんが打たせてくれた。僕はそう信じている」天国へ恩返しの白星届ける
◇3日 巨人5―4オリックス(東京ドーム) 巨人は代打で出場した丸佳浩外野手の2号逆転満塁本塁打で劇的な勝利。昨年6月3日に89歳で亡くなった球団終身名誉監・長嶋茂雄さんの一周忌の一戦で37歳のベテランで輝いた。「長嶋さんが打たせてくれた。僕はそう信じている」。ミスタープロ野球の力を借り、天国へ恩返しの白星を届けた。 【実際の動画】巨人・丸佳浩、代打逆転満塁弾!長嶋茂雄さんの笑顔の看板下へたたき込む 3点を追う8回だった。オリックス2番手の椋木に1死から佐々木、泉口、松本の3連打に続いて打席へ。持ち前の選球眼で際どいフォークを見極め、フルカウントからの6球目。内角低め148キロの直球を捉え、長嶋さんを起用した「セコム」の看板付近の右翼席にたたき込んだ。5月9日の中日戦以来の一発に「走り方を忘れた」とスキップして一塁に向かった。 先発・戸郷が2回に危険球で退場。打線は相手先発の曽谷に、7回まで2安打1得点に抑えられた。苦しい戦いでも諦めなかったのは、「ミスター」の存在が大きい。 2018年オフ、広島からFA加入。同じ千葉県出身の長嶋さんから「一緒に野球ができたらうれしい」と手紙を送られ、背中を押された。2軍に降格した21年には、電撃訪問からの熱血指導を受けた。そこまで目をかけてもらった恩人の命日。「天国から『諦めるな』とずっと言っていただいた」。わずかな出場機会で全力を発揮した。 前夜に続いて1点差の展開を制し、今季2度目のカード3連勝が見えてきた。長嶋さんが残した「勝つ、勝つ、勝つ!」の精神を、第3戦でも体現したい。
中日スポーツ