松本尚デジタル相、日本政府にミュトス利用拡大「歓迎したい」
松本尚デジタル相は3日、米アンソロピックの新型の人工知能(AI)「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」を利用する権利が日本政府にも拡大されたことを評価した。首相官邸で記者団に「歓迎したい。扉が開いたのは大きな一歩だ」と述べた。
政府は5月に金融庁や経済産業省などによる関係省庁会議を開き、高性能AIにかかわるサイバー防御の体制を官民で構築する「対策パッケージ」を取りまとめた。松本氏は対策をすみやかに実施する必要性を強調した。
ミュトスはシステムの脆弱性を見つける能力が従来のモデルより桁違いに高いとされる。悪用された場合はサイバー安全保障上の大きな脅威になるとの懸念がある。
自民党の国家サイバーセキュリティ戦略本部の平将明本部長は同日、党本部でアンソロピックの幹部と面会した。面会後、平氏は「直近のミュトスに対する対応やAIガバナンス、世界の競争状態などについて意見交換をした」と話した。
「われわれと価値観を異にする国からも(高性能な)フロンティアAIが出てくるので、対応について要望をした」と語った。