押し入れに積んであるオールドマシンへあれこれインストールするのが趣味の極楽はぜが、最高に便利だと思っているツールがこれ、「Ventoy」です。少し前までは、机の上に USB スティックが散乱していたのですが、今はスッキリ、数本の USB しかありません。どうしたのでしょう。今回はその答えに 直接迫っていきます。結果はいつもの簡単メモに認めましたので、お暇なときにどうぞ。
Ventoyについて、ホームページにこんな説明がありました。
「Ventoyは、起動可能なUSBドライブを作成するオープンソースツールです。これを使えば、ディスクを何度もフォーマットする必要はなく、ファイルをUSBドライブにコピーして直接起動するだけです。一度に複数のファイルをコピーすることができ、ほとんどの種類の OS がサポートされており、1200 以上のイメージ ファイルがテストされています」。
今回はこんな事をしてみました。内容は Ventoy のホームサイトからのコピペで出来上がっています。
1. Ventoy のインストール
2. Ventoy ブート USB ツールの作成
3. インストール用 ISO ファィルのコピー
4. Ventoy USB のメンテナンス
進めていきます。
1. Ventoy のインストール
最初は、Ventoy を USB ドライブにインストールすることから始めていきます。USB メディアをセットアップするためのユーティリティは3種類あります。
a. GUI 版
b. Web 版
c. Ventoy LiveCD 版
3種類のユーティリティは、判りやすくレイアウトされています。
それでは Ventoy のインストールに進みます。
a. GUI 版
インストールとは言っても、ダウンロードしたパッケージを起動させることだけのことです。最初は簡単そうなグラフィカル版から始めていきます。
➀ サポート
下表のようにサポートされています。起動ファイルはそれぞれ違いますので、該当のものを選択します。殆どが該当する 64bit 版は一番上です。
まず最初に Linux 版をダウンロードします。ここでは一般的な 64 ビット OS をたたき台にして進めていきます。
③ 起動
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍しますと、下記フォルダのように展開されます。
/home/usr/ventoy-1.1.05
Ventoy を起動するため、上記フォルダの該当実行ファイルをクリックします。64bit はこれです。
VentoyGUI.x86_64
パスワードを求められます。
④ 完成
何とか無事に開くことが出来ました。これは、極楽はぜの愛用の Debian12-LXDE の例です。
⑤ リカバー
もう一つのメインマシン、MXlinux23 で起動した場合も、同様に起動させることが出来ました。
ところが第三のメインマシン、Sparkylinux7 ではパスワード画面が開かず、クリックだけでは起動させることが出来ませんでした。
そんなときは、マニュアルにある正当な方法を使えば簡単に起動できるようです。例えば、最も一般的に使用されている x86-64 ビット OS の場合は、以下のコマンドを実行するだけです。
./VentoyGUI.x86_64
ただし、このコマンドは「Ventoy」フォルダに移動して開く必要がありますので要注意です。
ここまでやっても、ターミナルが一瞬開いただけで、起動出来ない場合があります。その場合は、新ターミナルを追加インストールしてやると良い場合があります。Sparky Linux には xterm が有効でした。
それでも起動出来ない場合は裏技があります。ウインドウズ用の「ライブ CD」版です。お楽しみに。
b. Web 版
次はもっと簡単に出来そうなウエッブ版です。
➀ 起動
Ventoy は 1.0.36 以降、Linux システムに Web ブラウザベースの GUI が利用できるようになっています。それでは、ダウンロードしたディレクトリで、下記スクリプトをターミナルで実行します。
# sudo bash VentoyWeb.sh
ブラウザを開いてアクセスします。ウィルスソフトが邪魔する場合がありますので、その時は対応が必要となります。
http://127.0.0.1:24680
前項を実行すると、ターミナルに http アドレスが表示されますが、多くの OS では、Ctrl を押しながら、リンクをマウスでクリックするだ けで開きます。
③ 完成
完成しました。ブラウザが開き、前項と同じスタート画面が開いています。
c. Ventoy Live CD 版
ここからは裏技です。Linux では動作の保証はされていませんので、良い子は絶対に真似しないでください。全ては自己責任で。
① Live CD ユーザーとは
Live CD ユーザーはこんな人が対象のようです。
「これは Windows ユーザー専用であり、インストールが常に失敗する場合にのみ必要です。Linux ユーザーは、これを使用する必要がなく、Linux バージョンの Ventoy を直接使用できます」。
② Ventoy-Live-CD ISO を USB に書き込む
USB イメージライタを使用して、ダウンロードした ISO ファイルを USB に書き込みます。
③ 完成
無事 LiveCD ISO を起動することが出来ました。Win 専用と書かれていましたが、今のところ Linux でも使えています。でも、先のことは判りません。
実は、最初は焼いた USB から起動して使用していましたが、今では「Ventoy」へコピーして便利に使わせてもらっています。これがあれば、コマンドから起動できない OS でも、何の手間もいらず起動でき、鼻歌交じりで使用できます。是非、お試しください。
次へ進めていきます。
2. Ventoy ブート USB ツールの作成
それでは、「Ventoy ブート USBツール 」作成していきます。
a. Language
ここからは GUI 版を使用し、古い 8GB の USB を活用しています。最初に日本語化しておきます。起動画面上部にある「Language」をクリックし、「日本語」を選択します。
b. 作成開始
下側の「インストール」をクリックしますと、「すべてのデータが失われます」という確認ダイアログが表示されます。
しつこいようですが、再確認します。
c. セットアップ中
セットアップ中です。あっという間に終わります。
d. 完成
すぐに「おめでとうございます」というダイアログが表示されます。
これで完成です。8GB の古い USB が最新ツールに生まれ変わりました。
次へ進みます。
3. インストール用 ISO ファィルのコピー
それでは、完成した USB の Ventoy フォルダを開き、インストールに使用する ISO ファイルをコピーしていきます。
a. コピー
左側のダウンロードフォルダから、右側の Ventoy フォルダへコピーします。
b. コピー終了
インストール用 ISO ファイルの Ventoy フォルダへのコピー終了しました。
c. 完成
インストール用 ISO ファイルの Ventoy フォルダへのコピー終了しました。これでブート USB の作成は完了です。再起動しますと、起動メニューに先程コピーした ISO ファイルがありました。
ようやくインストール用 USB の完成です。次へ進めます。
4. Ventoy USB のメンテナンス
次は「ブート USB 作成ツール」を長く使うためのメンテナンスです。
a. インストール用 ISO ファィルの入替え
作成したブート USB の ISO ファイルを更新したくなりましたら、単にフォルダ内の不要ファイルを削除し、新規にコピペするだけです。簡単ですね。
b. 普通の USB として使用
じつは、これ、インストール用だけでなく、そのまま普通の USB としてデータのコピペが出来るのです。こんな解説がありました。
「Ventoy はデフォルトで、ISO ファイルを格納するメインパーティションに exFAT ファイルシステムを選択します。exFAT は Windows/Linux/Mac との互換性が高く、USB メモリにも適しています」。
極楽はぜは、DATA フォルダを作成して、他の ISO ファイルとゴチャゴチャになるのを防ぎながら、ファイルのコピペに便利に活用しています。
c. 使用できなくなった時
あってはならないことですが、この Ventoy は時々全く反応しなくなることがあります。しかし、慌てる必要はありません。アップデートをしてやることで、すぐに正常に使えるようになります。
間違っても、インストールをクリックしてはいけません。あっという間に、すべてのデータが消去されてしまいます。恐ろしいですね。インストールをクリックするのは、Ventoy-USB を新規作成する時一回限りです。
しかし、この Ventoy を考えた人はすばらしいですね。インストールマニアの極楽はぜにとっては「千金に値する」もので、あれ以来、一本も USB を購入してはいません。それでも、少し不安なのは、やや不安定さがあることです。そのため、極楽はぜは同じものを二本作成し、万が一の事態に備えています。まだ、当分の間はお世話になっていきそうです。
最近の極楽はぜは、これまで前立腺ガンの放射線治療、ホルモン治療、抗ガン剤治療を受けて来ました。現在は二種類目の抗ガン剤、カバジタキセルで「去勢抵抗性前立腺ガン」の治療中です。
先日、月一回の診察日のため大学病院へ出かけてきました。歯科と泌尿器科を受診するため、朝六時の出発でした。今回は、近くの民間病院で全身 MRI の検査を受けてきましたので、その結果説明です。前回見つかった2箇所の肺転移ですが、少し大きくなっていましたが、他の新たな転移は見られないとのことでした。
今後の治療方針について質問しましたが、やはり前回同様の回答で、「あらゆるホルモン治療と抗ガン剤治療を受けている「去勢抵抗性前立腺ガン」のため、主だった治療方法はない」とのことでした。極楽はぜは、お医者さんと看護師さんの温かい眼差しの見送りの中、うつむきながら帰宅しました。では、また。
ベントイよ便利な薬無いのかい