その刹那、空を切り裂く不浄な笑い声!
「フシュルルルルゥーッ! 夏? 夏だとォーッ!?」
「え」困惑する母子をめがけ、その飛行機雲の先端が突如向きを変え高速落下!
ナムサン!自然現象では到底ありえぬこの変則的軌道は!? あれは飛行機雲でなはなかったのか!?
然り。1キロ先のスシが大トロであるか中トロであるかを見分けられるニンジャ視力をお持ちの読者の方であれば視認できたであろう。
その飛行機雲と思われたオブジェクトは実際、純白の全身タイツじみた装束に身を包んだニンジャであった。彼は股間部から高圧の水蒸気を噴出させ、奇怪なポーズで白い航跡を残しながら高速飛行している!
「コンニチハ!私は空を愛し、空に愛されたニンジャ。お嬢ちゃん、そしてその保護者のお母さん……その雲はね、私の聖なる排泄物なのだよ」
「ア…アイエ…!」
「フシュルルルル!! お嬢ちゃん、夏休みの宿題帳を出しなさい。まだ全然やっていないのだろう。その真っ白な余白すべてを、私の**濃密な水蒸気(プライベート・ミスト)**で埋めてあげよう」
白タイツニンジャが卑猥にうねる水蒸気のムチを振り上げる!「「アイエエエ!」」その時!
「Wasshoi!」
いずこかから赤黒い物体が赤黒の航跡を残しながら高速飛来し、白タイツ飛行機雲ニンジャと交錯した!
「グワーッ!?」地面に叩き落とされる白タイツ飛行機雲ニンジャ!
そして赤黒の何かも地面と衝突し、土煙がたちのぼる。その中から、地獄めいたアイサツが届いた。
ニンジャはアイサツされればアイサツを返さねばならない。古事記にもそう書かれている。
「…ド、ドーモはじめまして、クラウドスキッパーです。…素晴らしい! ニンジャスレイヤー=サン。見ろ! 私の蒸気と太陽光が乱反射(プリズム)受精を起こし、空に無数の**私(ベイビー)**が産まれている! お嬢ちゃんも見えているな? あの虹は私の、私の精緻な「イヤーッ!」「アバーッ!」
クラウドスキッパーの鳩尾にニンジャスレイヤーのダブル・ポン・パンチが突き刺さる! そしてニンジャスレイヤーはひるんだニンジャの首を掴み、コンクリートの地面へと顔面を叩き込んだ。
「アバーッ!サヨナラ!」クラウドスキッパーは汚物めいた水蒸気を撒き散らし爆発四散!
「…ニンジャ、殺すべし」
赤黒い死神はザンシンののち、突然の理不尽に慄き身を寄せ合う親子を一瞥し、雲のように去った。
やがて正気を取り戻した母子が空を見上げると、そこには再び、汚れなき一筋の飛行機雲が伸びていた。
娘と散歩をしていると「あ!あれ見て!」と声をあげた。 何事かと思えば空に残った飛行機雲を指している。 なかなか立派な飛行機雲だな、と私。 うん、と娘。 飛行機雲は奥へと伸び...
その刹那、空を切り裂く不浄な笑い声! 「フシュルルルルゥーッ! 夏? 夏だとォーッ!?」 「え」困惑する母子をめがけ、その飛行機雲の先端が突如向きを変え高速落下! ナムサン!...
台風が来てるのに散歩なんかしません 嘘松
佐藤伸治が死んで もう四半世紀以上経つんだな 俺はその間、全く成長しなかったな
ひこうき雲は、基本的に地面に対して並行(水平)にできるのだが、 向こうに飛び去っている飛行機の場合はどんどん下降しているように こっちへ向かってくる飛行機の場合はどんどん上...
と私。と娘。は余計ですね。なくても読者はそれくらい補完して読み取ります。 やり直し。