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オリコンが先日、MBOでの上場廃止を発表した。運営するオリコンニュースは主に芸能ニュースを扱う日本最大級のウェブメディアだけど、その発表からは先のないウェブメディアの暗い未来を読み取ってしまった。 【問題点①】ウェブメディアには10代〜20代の読者がいない オリコンニュースの中心読者は30代〜40代だが、日本の読者層の高齢化は今後進んでいくため、持続可能な運営のためには10代〜20代の読者を取り込む必要がある。 日本最大のニュースポータルであるYahoo!ニュースはヤフコメを見るとわかるが50代、60代が中心とも言われる。とにかくウェブメディアの読者は年齢層が高い。 そして若い世代は動画世代であり、記事はなかなか読んでくれない。ウェブメディアで取材したアイドルに「記事とか若い人は読まないですよ」と笑顔で言われて、苦笑いした記憶がある。そうした若い世代がテキストに回帰する可能性は限りなく低く、年寄り向けサイトにするか、動画を中心としたメディアになるくらいしか手はない。 【問題点②】日本語の限界 英語圏の大手メディアがまだ強い理由に、自国以外の国の人にも届く、つまりパイが大きいことがある。オリコンも英語でのニュースメディアがあるようだが、苦戦していると書かれている。Xの自動翻訳のような機能がさらに進めば日本語で書かれた記事を海外の人により多く読んでもらえる可能性もあるが、それも夢に近い。 【問題点③】ゼロクリック問題 多くのウェブメディアは記事でPVを稼ぎ、そこに表示された広告の収入によって成り立っている。しかしAIの登場により、メディアが時間とコストをかけて取材・執筆した記事はグーグルの検索での要約、チャットGPTなどAIの養分となり、ユーザーがそこで満足し、掲載サイトにアクセス(クリック)しなくなっている。 いまや中高生も検索ではなく、AIに知りたいことを聞く時代。この流れは止まることはなく、ウェブメディアは広告収入の減少、そして衰退というのが自然な流れだ。 ウェブメディアはAIが出る以前、10年以上前から広告収入を背景としたPV主義の危うさを改善しようと有料サブスク型モデルに取り組んできたが死屍累々。ほとんどのメディアが成功できなかった。そして今、AIの急速な発展によりいよいよ追い詰められてきている。 2022年には「大人のなりたい職業1位」にウェブライターとなったことが話題となったが、その時点でもXでは現役ライターから苦笑いとともに「やめといたほうがいい」という声が相次いでいた。いま、ウェブライターになりたいという人がいたら現役ライターは真顔で止めるだろう。
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