「ひどすぎる」弁当店で200個無断キャンセル…「最後は着信拒否」 店主が語る悪質手口「グルだったのでしょう」
“料金先払い”が簡単ではない事情
午後8時の時点で200個の弁当が未配送の状態で残ってしまった。知人が数個受け取ってくれたものの、食品の安全性を考えると残りは処分するしかない。無念さと、やり場のない感情がこみ上げた。 救われたのは近隣の飲食店からの言葉だった。SNSに投稿後、「余ってしまったらまかないで食べるから持ってきてくれたらいいよ」など声がかかり、少し心が軽くなった気持ちになった。 一方で、同じくSNSで多く見られた「料金を先払いしてもらったほうがいい」という意見については慎重な姿勢を示す。 「たとえば子どもの球技大会でのお弁当を大量注文する場合などでは、親御さんが誰かまとめて先払いするのはなかなか難しいと思うんです。私自身も1人でやっているお店なので前払い制の導入もなかなか簡単ではなくて」と実情を語った。 再発防止策としては、新規顧客についてはもう少し確認を徹底する、部分的に前払いしてもらうなど今後の運営方針を考えているという。 ガソリンの価格高騰なども含め、個人経営の店はどこも必死の思いで営業を続けている。 「一番お願いしたいのは、当日の連絡なしでのキャンセルだけは避けてほしいということだけです」 SNS上では多くの応援メッセージが届けられた。地域に根差したあっちゃん弁当。その温かいサービスが失われることはない。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム