「日永つんつくおどり保存会」に助成金 明治安田、地域の伝統文化保存 四日市・三重
明治安田クオリティオブライフ文化財団(関口憲一理事長)は「地域の伝統文化保存維持費用助成」制度の本年度の助成先に、三重県四日市市の「日永つんつくおどり保存会」(鈴木秀明会長)、松阪市の「猟師かんこ踊り保存会」など56団体を選び(応募164件)、総額2800万円の助成金を贈呈した。同財団は平成3年の設立以来、地域の伝統文化(民俗芸能・民俗技術)の継承、特に後継者育成に必要な諸活動を支援するため、助成制度を継続しており、今回の決定を含めた助成件数の累計は1574件となった。県内からはこれまで、本年度の5件も含めて155件の応募があり、助成件数は本年度も含めて41件。四日市市内の団体への助成は「日永つんつくおどり保存会」が4件目。 「日永つんつくおどり保存会」への助成額は50万円で、衣装購入費に充てられる。同財団は2日、四日市市役所で助成金目録贈呈式を開き、醤油和男理事、財団の基本財産の拠出元である明治安田生命の高橋孝知四日市支社長、鈴木会長、会の推薦窓口である同市シティプロモーション部の内糸豊部長らが出席。高橋支社長が「踊りは市の無形民俗文化財に指定されており、貴重な文化を守り、次世代につないでいく活動に敬意を表する。助成が活動の一助となれば幸いで、当社も地域社会の一員として地域のお役に立てるよう努める」とあいさつし、鈴木会長に目録を贈呈した。 鈴木会長は「嬉しかったのは活動を評価されたことで、皆さんの頑張りと市の支援のおかげ。2020年が400年目だったがコロナ禍で最大の危機となり、400年祭の映像を制作して乗り越えた」とした上で「助成金を30年前に制作した衣装の手直し、帯の新調に充てることができ、会員の励みになる。日本人の心を持つ人、盆踊りが好きな人は多いので、次の世代などに関係を広げていきたい」と感謝を述べた。 日永つんつくおどりは元和6年(1620)の記録ある盆踊で、昭和31年保存会結成。西聖寺夏祭、大四日市まつりに諏訪神社で、櫓の周囲を二重三重で囲み、太鼓・笛の囃子にあわせゆったりと踊る。地付き・地固めの踊りを含め3種類を継承している。