絶望はいつも無慈悲に
めちゃくちゃ短いです!
が、次は少し長めにするのでご容赦を!
ここで区切るのがいちばん綺麗なんです!!
正直ここら辺のスバルくんは見てて辛くなりますね。
死にたくないが根底にあるのに、それでも結局自分が嫌いって気持ちがどこか勝ってしまって、それなのに自分可愛さに愚かな行動をしてしまって。
人間らしくて好きです。
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ナツキ・スバルは17歳の少年である。
死の恐怖とは縁の薄い世界で、愛されながら生きてきた。
故に、彼はこの世界で交渉や戦闘においてはほとほと役に立たないのだ。
「ナツキ・スバル……」
そこに映る光景は、クルシュには覚えのないものだった。
クルシュとプリシラ、アナスタシアにスバルが協力を仰いで断られる。
「……私の記憶が正しければ、彼は白鯨の登場時間を交渉道具にしていたはずだ」
「ええ、私もそのように記憶しております」
「……ってことは、スバルきゅんはこの世界でも……」
まさに地獄だ、と思う。
彼は、守りたいものを守るために、どれだけの苦痛を抱え込んだ?
『嫌だ……死にたく、ない……』
全てが、悪い方向へ回っていく。
白鯨が現れ、オットーがスバルを突き落とす。
「……は?」
オットーが目を開いたまま呆然とする。
頭をガっと押え、現実を許容しきれない。
自分が、スバルを?
友人だと、そういった時、スバルは嫌な顔をしなかった。
オットーに、スバルは突き落とされたのに?
どうして、自分のことを友人だなんて。
「なつき、さん」
全てが、嫌な方へ回っていく。
『レムって、誰のこと?』
『どうして、スバルはそんなに苦しそうに泣いてるの?』
『そして三つ目は、リアを死なせたことだ』
流れていく。
ナツキ・スバルを襲う、どうしようもない現実が。
「...すば、る」
痛々しい音と、吐き気を催すほどの死に方。
「...わたしの、せいで」
それを、口に出すべきでは無いとわかっていた。
でも、そう言わずにはいられないではないか。
『スバルくん、ぼうっとしてどうしたんですか?』
『決めたんだ、レム』
『俺と一緒に、逃げよう。どこまでも』
ナツキ・スバルは自分にさえ期待されなくなった。
だからこそ、運命に対する敗北を決めたのだ。
綺麗すぎる終わり方